失敗談を延々と語ること
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とあるところで、受験に関するコンサルティングをしている社長のお話を聴く機会がありました。で、最初からボソボソ話しているので聞きづらいのですが、そのうち周りもケータイを触り始めたり、隣の男性はPCを出して仕事をし始めるという散々な講演会だったわけですが。
話の主旨は、中学受験をする子供の親に向けてのメッセージです。ただ、話の内容が散漫であること、ボソボソ話して聞き取りづらいことなどから、だんだんと興味を失ったのですが・・・。
約45分間の講演中盤で、「私は父親として全然ダメだったのですが、どうダメだったかというと…」という話が約15分間。父親として受験生の子供の相談に乗ってあげなかったこと、子供のダメなところにばかり目がいってしまったこと、子供が成績のよいときに褒めてあげず、ダメだったときだけ叱ったことなどを話しておられました。
自身の失敗談を延々と語る。これって、いろいろなところで行なわれているように思います。教師が教壇に立って、自分が子供の頃に如何にダメだったか、という話もありますよね。いや、子供を勇気づけようとして話しているのであればいいのでしょうね。ただ、(少なくとも聞き手にとって)目的不明のまま延々と語っているのってどうなのかな、と思った次第。僕は一番後方に座っていたため、聞いている人たちも、だんだんと姿勢が崩れていくのがはっきりと分かります。
僕自身も人前でお話をする機会が多いので、こういうところにも気を配らないと、と感じた次第です。
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