そろそろ大阪弁での情報発信について書いてみる
「Apple News Radio ワンボタンの声」というポッドキャストが好きで、いつも聴いています。週に3回更新され、さらに先日のようなiPhone 0S 4.0発表なんてイベントがあると号外まで配信されたり。無料でここまで努力されていることに脱帽というか、感謝です。
さて、少し前にこのポッドキャストに対し、「情報発信は標準語であるべき」というコメントがあったそうです。
これってね、二つの話があると思うんです。
一つは、大阪弁(関西弁と言われることもありますが)と標準語(東京生まれが標準語であるとは限らない。むしろ、標準語は札幌だと言われることもあり)の違いから来る理解レベルというか、伝わる、伝わらないといった問題。大阪弁固有の単語が言い回しによる理解不能、というところですね。
これは、全くないポッドキャストだと思うんですよね。もちろん、大阪在住の皆さんでやっているのですから、大阪のイントネーションを変えることは難しいと思います。しかし、大阪のイントネーションであることと、大阪弁とは違うということです。
東京でテレビに出ている関西の芸人たちは、関西のイントネーションで喋っていますが、大阪弁(関西弁)で喋っているわけではない、ということです。
他の地方にも独特の単語とか言い回しってありますよね。大阪で言うと、「わや(台無し)」とかいったようなことです。このポッドキャストに出演される方(ゲストも含めて)は、そういう点に気をつけて話しておられるように感じています。
もう一つは、標準語でないと聞きづらいか、ということです。それを言い出すと、あちこちに標準語ではない言葉が飛び交っています。テレビはもちろん、身の回りにも名古屋出身の上司がいて、名古屋のイントネーションで話していたり、出身は分からないけど、なんとなく訛っている同僚がいたり。
それらの人たちの喋っていることは理解できているでしょうし、それでコミュニケーションができないか、というとそんなことはないのではないかな、と。
大阪出身(兵庫県西宮市生まれ)でありながら、20年以上東京にいる人間であり、普段は大阪出身とは気付かれないような物言いをしている自分ですが、どうもこの議論というか投げかけは、言っていることがずれているように感じ、日曜日に書いてみた次第です。