成功すれば幸せになるのではなく、幸せだから成功できる
オルタナブロガーの田中淳子さんが書いた「幸せ感。」という記事を読んで、最近読んだ以下の記事を思い出しました。
21日で、“成功すれば幸福”ではなく“幸福だから成功”する脳になれる。「幸福と成功の意外な関係」by ショーン・エイカー[TED]
ハーバード大学でポジティブ心理学を教えているショーン・エイカー氏のTED講演動画の内容を紹介している記事です。
内容と一言でいうと、私たちは幸福になるためには努力して成功しなければならないと思っているけど、それは逆で、幸福だから成功できるのだということです。
だから、普段から物事をポジティブにとらえることが重要だということですね。
ちょっと前に「同じものでも、それに対する解釈の違いが違う結果を生み出す」という記事で、過去は変えられないというけど、事実としての過去は変えられなくても、その解釈は変えられるということを書きましたが、事実をポジティブに解釈していくことで、幸福感を得ることができ、それが成功につながっていくということだと思っています。
田中さんが、幸せ感の一つとして「ああ、今日も大過なく過ごせた」という、変わりなく過ごせた日常に対するものをあげてますが、まさにこの日常に感謝できる心が大事だと思います。
日常から幸せ感を得ていくために、私が大事だと思うポイントを三つあげてみます。
一つ目は、感情と思考をきちんと分けて考えることです。感情というのは無意識からわいてくるものなので、ネガティブな感情を自分でコントロールすることはむずかしいですが、思考はコントロールできます。その感情自体はそのまま受け止めて、それをどうポジティブにとらえていくかを思考することが重要です。
二つ目は、周りにあふれているネガティブな言説にとらわれすぎないことです。特にニュースやネットにはネガティブなものがたくさんあるので、そういうものを読み過ぎて、とらわれてしまわないように気をつけたほうがいいですね。
三つ目は、小さな幸せへの感度を上げるということです。たとえば、通勤路の道ばたできれいな花が咲いているのを見た、人に道を聞かれて教えてあげてありがとうと言ってもらった、おいしいものを食べた、面白い本を読んだなど、そういった日常の小さなできごとに対して幸せを感じられるような感性を磨いてくことが大切です。
成功することで幸せになろうと考えるのではなく、まず先に自分の思考をコントロールして、感性を磨くことで、幸せ感を持てるようにしていきたいですね。