さくらハッカソンから得たもの
さくらをテーマにした初のオープンハッカソンは、異様な盛り上がりと今後の可能性を示す実験的なイベントとなりました。
馴染みのあるIT系のメディアに加え、朝日新聞のAERAにも取り上げられ、社会的なうねりの真っ只中にいる事を感じました。
優勝チームは大学生をリーダーとするデジタル系広告代理店のクリエイターの皆さんの混成チーム。
"さくら旅を自転車で巡る"という素敵なアイデアでした。
なぜ、ハッカソンで負けることを期待するのか?
事務局を務めたメンバーの中には、 "せっかく企画したのに主催者の会社から優勝者が出ないなんて!" と嘆く声もありましたが、発案者としてはシメシメといった気分でした。
というのもこれも Eye's Japanの山寺さんから教えてもらったのですが、(彼はいつも)ハッカソンにメンバーを送り出す時には、
"負けて帰ってこい"
と心の中では叫んでいるらしい。
天狗になるよりも
"もっとセキュリティについて学ぼう!"
とか、
"技術だけではダメ、ガチでマーケティングやプレゼンを極めよう‼︎"
と何が自分に足りなかったのかを客観的に考えてもらった方が参加者にも派遣する企業にもリターンが大きいという事です。
しかし、何事もバランスが大切でちゃんと2位、3位には、自社のメンバーが入っていたので今後に期待する事となりました。
いまや動画の活用は必須に
実は、総合モデレーターを務めた富士通総研の佐々木さんの発案でさくらハッカソンの模様を映像で記録することにしていた。
"なんだよ!総合司会のお前のプロモーションビデオかよ!"
と出来上がった時は半分マジで言った記憶がありますが、彼の提案は今になってみると正しく、しかも製作をお願いしたEXIT FILM inc.の田村さんの作品も素晴らしかった。YouTubeで公開したこの時の映像をキッカケにその後様々なところから引き合いをいただくことになりました。
そんな怒涛のさくらハッカソンを終えて暫くたった頃、社内から一本の問い合わせ電話が入ったのでした。
(つづく)