モノづくりのイノベーション 〜みんなで楽しもう!Scratchプログラミングの魅力♪〜
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子供用ビジュアルプログラミング環境「Scratch」をご存知でしょうか?
Scratchは、MITメディアラボのライフロングキンダーガーテングループが開発した、オブジェクト指向の子供用のプログラミング環境です。可愛らしい猫のキャラクターに見覚えのある方も多いのでは!?
《Scratchのキャラクター》
最近何かとテレビやニュースで取り上げられるようになりました。
- 教育向けプログラミング環境「スクラッチ」のイベント、600人が参加
- 松江市主催の中学生Ruby教室参加者がのべ200人に
- 中学の技術・家庭科でビジュアルプログラミングを導入、「応用力を高めたい」
インターネット上で無料で公開されており、この5月にWebアプリケーションとして動作するScratchの新バージョン(Scratch 2.0)が発表され、普及が加速しています。すでに世界中で150万人の利用者が325万個の作品を作っているらしい。まずは、下記紹介VTRをご覧あれ!
《ブロックを組み合わせることでソフトウエアを開発する》
Scratchはプログラミング技術を必要とせず、マウス操作を基本としてプログラムを作成することができる。これからの社会をより良く生きるために必要な力(考える力、つくる力、伝える力)を身につけることを目的に開発したプログラミングのためのソフトウエアなのです。
《Scratchでプログラミングされた作品例》
作品は、画面右上の緑色のフラッグでスタート、赤い八角形でストップです。
簡単なゲーム作りもプログラミングの知識不要:↑↓を動かしてね
こちらは、シンプルだけど楽しい(←→↑↓キーで操作してみてください)。
こんなアートな作品も作れるのだ。
Scratchはプログラミング技術を必要とせず、ものづくりの手段のひとつとして、その過程で自ら学ぶことを目的としています。そのため、子供たちの大好きなゲームやアニメ、音楽にフォーカスしており、ブロックを組み立てるような感覚でプログラミングが可能となります。
また、作品をWebサイトで共有するソーシャルメディアの機能も備えており、時間や場所に限定されない「遊び」と「学び」の融合を実現しています。
《ScratchのWebサイト》
ある意味これも何でも自分たちで作ろうというパーソナル・ファブリケーションの流れ。3Dプリンターだけがモノづくりではないですね。ソフトウエアやサービスにもいわゆるMAKERSのトレンドが押し寄せて来ているということでしょうか。
日本でも学校や企業、NPOなどでの取り組みが進んでおり、各地でボランティアや企業による教室も増えてきました。夏休みに向けてお子さんと一緒にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
日経BP社さんからも入門書『小学生からはじめるわくわくプログラミング』が出版されるようです。担当する日経BP社の田島篤さんによると、6月14日の閣議決定された成長戦略との関連もあり、”この夏は「プログラミング教育」が熱いかもしれません!”とのこと。8月には、fablabの世界大会「第9回世界ファブラボ代表者会議FAB9」もあり、今年はワクワクする夏休みとなりそうです。
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