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サービス化時代の潮流、ビジネスモデルを探る。週末はクワッチ三昧!

コトづくりなお店 〜銀座リストランテ クロディーノ(イタリアン)〜

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ソーシャルメディアをはじめるようになってICT業界以外の友人が出来るようになりましたが、ありがたいことに著名な食べ歩きの本の著者お二人と知り合いになれた。

お一人目は、「東京百年レストラン」「東京百年レストランⅡ」(共に亜紀書房)の著者伊藤章良さん。さとなおさんとのコラボレーションでも有名な方ですが、業界の大先輩の友人にご紹介してもらいました。

もう一方は、「東京いい店うまい店」(文芸春秋)編集長の柏原光太郎さん。かつてtwitterの聖地とも呼ばれた六本木の「豚組しゃぶ庵」のパーティーで知り合いました。

実は、お二人はつながりがあり、両書の出版を記念した代官山蔦屋書店のトークショーでは、楽しいレストラン談義を聞く事ができました。

私は、基本的に外を歩き回る職種ではないのですが、お二人の素晴らしい書籍を頼りに美味しい料理(モノ)とおもてなし(サービス)の『コトづくりなお店』をこのブログでちょっとずつ紹介していきたいと思っております。

基本は、ランチ中心ですが、時々ディナーの情報も載せていきたいと思います。

第一回目は、銀座三丁目のとあるビルの6Fにある『リストランテ クロディーノ』です。

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GWの雑踏の中で予約もせずに訪問し、恐る恐る ” 予約していないのですが...” とお店のスタッフに聞くと ” 大丈夫ですよ!ご案内致します。” と優しい親身の応対。運良く着席することができました。

ランチタイムは、2,000円でおつりの来るパスタランチ(1,890円)とお魚料理をプラスしたカプリッチョ(3,150円)、きちんとしたコースのプランツォファボーレ(4,200円)。今回は、ランチということでパスタにお魚料理をプラスしたカプリッチョをオーダー。

はじめの一皿は、パルミジャーノチーズのシフォンケーキ 磨り下ろしたモルタデッラと薫製の香りのクリームです。

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春らしく、綺麗ですよね。はじめはシフォンケーキ!?という感じでしたが食べてみてモルタデッラ(ボローニャソーセージ)と香辛料が効いてとても美味しかったです。

パスタは、富山湾産ホタルイカと菜の花のトレネッテ(リグーリア州の伝統パスタ)。このシーズンホタルイカと菜の花の組み合わせは何度か食していたので事前期待を高めてチャレンジ。

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もちっとした太めのパスタとの相性もよく、しっかりした味付けと相まってとても美味しかった。ホタルイカの鮮度も影響していると思う。

パートナーが選んだのは、宮崎県新門農園フルーツトマトのタリオリー二(ピエモンテ州で人気のパスタ)。

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こちらは、濃厚なトマトの味が十二分に満喫できる一皿との評。しかし、細いロングパスタのタリオリー二ではちょっと物足りなかった模様(笑)

本日の鮮魚のソテーは、白隠元豆と赤ピーマンの煮込み海藻バターソース。お魚は、メバルと太刀魚。

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海藻バターソースって大丈夫かな?と話していたのですが臭みもなく美味しく頂けました。お魚のカリカリ具合も最高でした。

パンは、イタリアパンの専門店から毎朝取り寄せているとか。薪の香ばしい香りがついた美味しいパンでした。

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ここで本来ならコーヒーでおしまいなのですが、「東京いい店うまい店」でも紹介されていた定番のドルチェをオーダー。

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ココナッツの氷をかけた自家製チーズ(ラヴィジョロ)パッションフルーツのソース。これまたどんな味かと恐る恐るいただきましたがチーズの臭みもなく甘酸っぱくなんとも素晴らしい一皿でした。

一皿一皿に工夫が凝らされていてしかも見た目にも美しく、美味しい。着席時は満席でしたが長居した関係で最後はこんな感じ。

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夜は、また異なる趣になるのだろうけどランチの時の柔らかい照明は表の雑踏を忘れさせ、ゆったりと寛げる落ち着いたものでした。

お見送り時にも本日の料理に関する素敵な会話も気持ちよく、GWの良い想い出づくりとなりました。そして、また来たいお店の一つとなりました。

このお店では、大切な人との素敵な時間を過ごしてください。

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