「運転免許証」を自主返納してきました!とても簡単ですよ。(61歳11か月)
運転免許証を自主返納してきました。
いやあースッキリ、スッキリ。
5年に一度の更新もしなくてよいし、なくしたらどうしよう?とか盗まれて悪用されたらどうしよう?とか、そういう憂いもなくなり、爽やかな気分。
そもそも、最後に運転したのが27歳の時で、アメリカ出張時にレンタカーを借りて2週間乗り回し、それをBoston空港で乗り捨てたのが私の最後の運転経験なのです(ちょっとカッコいい!?)。
運転の必要もないし、車持ってないし、だいたい運転好きじゃないし、でも、身分証明書になるのでずっと更新してきたのです。当然、ゴールド。
コロナ禍で1回更新があって、そこからもう5年なのですね。更新通知はがきが届いて、ふと、「返納しちゃおうかな」と思いました。だって35年も運転していないのですから、今さら、することはないのです。
更新するのも時間とお金(3000円)がかかるし、身分証明書は、マイナンバーカードがあるし、もういいかなと思って、返納したのです。
これが実に簡単な手続きでした。びっくりするほど。
以下が手順。
●最寄りの警察署に行きます
●受付で「免許証を返納したい」と言います
●専用窓口に案内されます
●「免許証を返納したいです」と伝えると、いくつかの注意事項は聴かされますが、即、その場で「無効」手続きを取ってくれます
●「最後の免許証ですから記念にどうぞ」とパンチ穴の開いたそれを「長年の運転お疲れ様でした」的ケースに入れて渡してくれます
※一切無料
※予約不要
おお、こんな感じなの!?!?なんと簡単!
では、どんな注意事項があったかというと・・・
・たった今無効手続きをしたその瞬間から運転は一切できません
・「無効」自体を取り消したい、というのはできません
・もし、また運転したければ再度最初から試験受けることになります
いいっすね?
でした。
さらに、「何か特典があるって聞いたのですが」という問いに対しては、「ふむふむ、"運転経歴証明書"が欲しいのですね」と言われ、「それです」と答えたら、求められることがさらに増えます。
●発行手数料 1100円(警察署で現金で支払えます)
●「運転経歴証明書」に貼る3×2.4CMの写真1枚持ってきてね(警察署では撮影できませんので、近くの証明写真BOXなどに行く必要があります)
●「運転経歴証明書」は、2週間くらいかかるので、取りに来るならタダ、郵送してほしければ、レターパックライト(430円)を郵便局で買って、持参してね
ってことでした。
(なので、ある警察署1でその話を聴き、上記を揃えてから、別の警察署2に出向いて手続きしてもらいました。これは私の歩くコースに関係ある移動だったので、一般的には同じ警察署に戻ればよいだけの話ですし、この準備物を事前確認しておけば、1回で済みます。)
特典は、「65歳以上」×「運転形跡証明書」(免許証に似た仕様らしい)の提示で、美術館博物館などの優待やら、地銀?の金利優待やら、墓石優待やら補聴器優待やらのシニアっぽい優待など様々あります。
まだ61歳なので、この優待はあと3年ほど使えないのですが、「優待情報冊子」を眺めながらふと思ったのは、「高齢者に免許延納を求める」なら、「タクシー5%割引 年5回まで」みたいなのも付けておくといいんじゃないかと思ったりしました。墓石割引よりも。生きている間に使える優待。
なお、代理申請もできるそうです。(そりゃそうですよね、動けない両親に代わって、といったこともあるでしょうから)
同年代の人達が「ええええ!?!持っていればいいじゃない」と一様に驚いたのですが、私が運転もしないのに免許を持ち続けていると、5年に1回の更新(3000円)×生きている限り、、の費用発生もありますし、税金を使って、「更新はがきを送る」という事務作業もあるわけですよね。
要らん、要らん、そんなもん、要らん、と思って、思い切って返納です。
ちなみに、警察官が淡々と処理してくださるので、ちょっとつまらなくなって、
「あのぉ、私、60代なんですけど、返納に来る人の中では早い方ですか?」
と尋ねてみたら、それまで表情一つ変えずに処理していた警察官(男性)が
「えええええ!そりゃぁああああもう。断然お若いので、実はとってもびっくりしてました」
とのこと。
警察官を驚かすことができて満足です。
Voicyでも話しているので、お聴きください。