お坊さんのキャリア形成。「制約」があるからこそ考えられた自分らしいキャリアの物語。
以前、PMシンポジウムという年1回あるイベント(プロジェクトマネジメントに関する大きなシンポジウム)で、講演者として控室にいたら、そこにいらした僧侶に声を掛けられ、名刺交換をした。
なぜ法衣をお召しの方が、プロジェクトマネジメントのシンポジウムで講演者控室に?とびっくりしたものだった。
さて、そこでご縁のできた武田さんは、僧侶である。
実家のお寺を継いでいるだけでなく、臨床心理士としてカウンセリングの仕事もなさっている。
YouTuberでもあるし、Voicyパーソナリティでもある。
人生100年時代のキャリアといった時、リンダ・グラットンさんたちは、「マルチステージのキャリアだぜ」と主張したわけだけど、武田さんは、本当にマルチなんである。
どれだけマルチで、どうしてそんなにマルチなのかを聴いてみたくて、Voicyの生放送(ライブ放送)で、キャリアをインタビューしてみた。
アーカイブを公開したので、以下のリンクから聴いてみてほしい。
このインタビューで学んだことがある。
足枷、手枷みたいなものは、自分のキャリアの幅を狭める、選択肢を減らす。だから、よくない。できれば、自由に選択できたほうがよい、とつい考えがちだけど、実は、そんなことないのかも、ということだ。
制約があるからこそ、その中で何がやりたいか、何ならできそうかと真剣に考えることができるという側面のあるはず。
武田さんのキャリア形成は、制約を所与の条件として捉えた上で、自分らしさを探るというもので、こういうの、ああ、キャリアコンサルタントとして勉強になるなーと思った。
前編、後編、続けて貼っておきますね。クリックすれば再生されます。
なお、武田さんも登場する本が11/1に出版されました。
『10人のお坊さんにきいてみた』