再放送している『HERO』を観ながら、20年で社会も職場も変わったのだなと実感している
関東だけかも、ですが、ここのところ日中、ほぼ毎日
『HERO』
の再放送をやっているので、録画して、夕飯食べたりしながら、夜な夜な観ています。
2001年の作品だそうです。ちょうど20年前。
え、あれからもう20年経ったの?マジで?とWikipediaを二度見してしまいました。
木村拓哉さん、若々しく、何考えているか不明な青年検事を演じていて、ほかにも皆さん若くて、おおお、と思うのですが、一番強く感じることは、この20年の社会、あるいは、職場の変化です。
●タバコ
キムタクもほかの人も職場ですっぱすっぱスパスパ吸っている。あの「あるよ」のマスターがいるBarも分煙じゃない。
スパスパスパスパ。
●今ならNGな会話
職場の仲間同士で、「恋人がいるのか?」「誰と付き合っているという噂だよ」など今ならアウトなセクハラ発言を男女共にしている。
考えてみたら、セクハラが同性同士や女性➡男性でも適用されると法改正があったのは2007年だったような記憶があるので、2000年ごろならこういう会話は普通にTVドラマで行われていたのですね。
●今ならNGな態度
上司(男性)が女性検事の肩に手を置いたり、ピタッとくっついてナイショ話をしたり、と、まあ、密接しています。
3密回避以前に、職場で相手を触るというのは、男女共にNGですもんね、今は。
●距離
そう、3密回避の日常を生きていると、俳優さん同士の距離も気になるわけですが、最近のドラマ、ここまで密着して会話するシーンってあまりないな、と思う場面も多々あります。
もともと画面にきれいに収めるためには、日常の距離感で話しては、「離れすぎ」に見える、と以前、カメラマンに言われたことがあります(Webの対談写真を撮る際)が、それでも、HEROの俳優同士の距離は、異様に近い。とにかく近い。
最新のドラマは、やはり、日常の距離よりは近いのだけれど、全然違うのです。
・・・と、昔のドラマを見ると、社会の変化が味わえて、なかなか興味深いですね。
あと、これはもしかすると今でも変わっていないかもしれませんが、
同僚を「お前、お前」と呼ぶのは、かなり気になります。
(今のドラマでもまだある、かな。呼び捨てとかお前とか)
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昔のことを学んで、今とこれからを考えましょう、という本が面白くて、爆笑しながら読んでいます。
楠木先生の本といえば、『好きなようにしてください』というキャリアをテーマにした本が、3回くらい読み直すほど面白かったのですが、この『逆・タイムマシン経営論』も1980年代から仕事している私には、「ああ、わかるわかる」「あったあった」「そうか、それって今に通じるのか」といちいち首肯しまくりです。
で、戦略なくして、Howに走るな、ということをずっと語っていらっしゃって、今のDX流行りな状況も同じ罠に陥らないように、と思います。この本、おススメです。