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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

【新入社員育成】OJTだけでもなく、OFF-JTだけでもなく。

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先日、OJT界のレジェンド、博報堂白井さんが何かのセミナーでお話されていたのですが、「OJTにOFF-JTを例年以上に組み合わせた」とおっしゃっていて、「ああ、なるほど」と思いました。

通常、新入社員は、4月から1~3か月くらい新入社員研修(OFF-JT)をうけ、どこかで配属され、OJTがスタート。
OJTがスタートすると、新入社員フォローアップ研修のような同期が再び一同に会すようなものくらいしかOFF-JTがないことも多いもの。

テレワークに移行し、リモートでOJT指導をすることになった現場は、すべてをOJTでカバーしようとすると難しく、だったら、オンラインの良さを生かして、必要な時に必要なことはOFF-JT(研修とか自主学習教材とか)で学ばせてしまおう、ということのようでした。

これまでOFF-JT、特に、研修となると、移動したり宿泊したり、時間(とお金)のコストがかかりましたが、オンライン化されたことで、「ちょこちょこ学習」がしやすくなった、その利便性を活用しようというわけです。

たとえば、配属された新入社員の議事録に苦労しているとしましょう。OJTで手取り足取り、何度も赤ペン先生をして指導しているより、「文書作成講座」(2時間)という自習教材やミニセミナーに行ってもらったほうが、互いに効率よい、ということも考えられます。

ビジネスマナーだって、4月ごろ学んでも、結局、初めて顧客先に行くのは10月だったりして、そのころには名刺交換なんかも忘れている。ならば、10月になってから、「名刺交換動画」などを見て、自学自習するほうが、いいんじゃないか、というわけですね。

OJTが始まると現場任せになりがちですが、人事や人材開発担当としては、OFF-JTのラインアップを整備したり、そういう情報を現場に提供したり、それ以前に現場が必要としている学習はどういうものかを理解し、企画していく、ということもより重要になってきたのかな、と、白井さんのお話を聞きながら考えておりました。


さて、私もOJT界のはしっこに約20年生息していて、長年の経験や現場の実践事例を見ながら、新入社員を迎え入れるにあたり、企業側(主に、人事や人材開発の担当部門は)こういうことに気を付けたらいいんじゃないかな?と思うことがあり、それをセミナーでご紹介しております。



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