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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

新入社員の皆さんへ2018

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新卒新入社員のみなさま、入社、おめでとうございます。晴れて社会人ですね。

さて、すでにあちこちでいろんな大人からいろんなことを言われていると思いますし、また、このブログを新入社員が読むとはあまり思えないので、独り言のようなつぶやきになると想定した上で、一言だけお祝いのメッセージを残しておきたいと思います。

社外に多様な友だちをつくろう!

もう、それだけです。


学生から社会人になって、ある組織(会社でも団体でもよい)に入りますよね。

たぶん、ですけど、最初は、変なルールとか奇妙な慣習に驚いたり、戸惑ったり、はたまた、うんざりしたりすると思います。

でも、これまたたぶんですけど、そのうち、慣れてきて、だんだん「うちの会社は」とか「わが社は」とか、その集合に馴染んできてしまい、当初おかしいとか変だと思っていたようなことも、「変」ではなくなり、「自分もその中に入り込んですっかり同じ文化に染まってしまう」ものです。

で、来年になったら、「今年の新人はさぁ」・・・などと言っているはず、間違いなく。

どの会社でもどの組織でも、その一員としてやっていくためには、文化やルールを学び、馴染むことは大事ですが、馴染みすぎるのは怖いことでもあります。

これから、世の中はどんどん変わるはずです。

40歳以上の人の言うことなんか、半分程度しか聞いてなくても大丈夫かもしれません。(なんせ、昭和の価値観を引きずっている人もまだまだ多いから)

どんどん変わる社会に船出した皆さんには、もっともっと変わる時代に適応していくことが求められます。(いや、おじさんやおばさんだって適応しなければならないのだけれど、そのことに気づいていない人もたくさんいたりする)

その変化とか適応に役立つのは、きっと、社外の多様な友だちです。

勉強会だとかセミナーだとか同窓会とか飲み会とか、プライベートな趣味の領域でもいいから、様々な世界の多様な人と関わること。

ゆるーいつながりを持っていること。 (「弱い紐帯(ちゅうたい)」と言ったりします)

これが、たぶん、自分の人生を豊かにしてくれるものと思います。

一つの文化に身も心もどっぷりつかるのではなく、いつも冷静に客観的に組織を眺めていられるように、自分をもう一人の自分が客観的に観察できるように、時々、社外の、全然関係ない(利害関係も薄い)人と話したり、関わったりすること。

悩んだ時に自社しか見ていないと、もうそれ以外の世界はないような感覚がしてしまうかもしれないけれど、社外に多様な友だちがいて、そういう人に悩みを話してみたら、意外にくだらないことをいつまでも悔やんでいたものだ、と思うこともあるでしょう。あるいは、どっぷりつかりすぎている自分に気づかされることもあるはず。狭い世界だけが自分の世界になっていることにハッとすることだってたぶんある。

だから、

社外に多様な友だちを作ろう!

なのです。


とにもかくにも、まだ4月2日。

皆様、心も身体も大事にして、これからの長い職業人生を楽しく歩んでいってください。

シニアな私もまだまだ頑張ります。

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