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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

何がきっかけで今の職業を選んだのだろう?

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厚生労働省の「職業分類」によると
●大分類 11
●中分類 73
●小分類 369
●細分類 892
整理されており、ココから自分の職業は「何分類」に含まれるのかを見ることもできます。

たとえば、私の「企業の人材育成を担う講師業」というのは、

大分類 C-事務的職業
中分類  C-25 一般事務の職業
小分類 C-252 人事事務員
細分類 C-252-02 教育・研修係事務員

に位置づけられます。(コチラ

以前も書きましたが、研修講師は、「事務職」なのですね。
(かなり、体力勝負の仕事ですが、事務職に位置づけられます)

職業の分類の仕方も面白いものですが、
数ある職業がある中から、現在の職業に、どうやって就いたのか、ということもまた興味深いものがあります。

先日退職した元同僚は、「自分のキャリアの中で、一度、研修講師という仕事を体験したかった」と話していました。
なるほど、ITエンジニアのキャリアの途中で、「人に教える仕事」を体験することは、次のステップに進むために有効だったのかもしれません。

私の場合は、就職して以来30年間ずっと人材開発の現場におり、異なる職業に就いたことが今のところはないのですが、
きっかけは、学生時代にありました。

●子どもの頃は、学校の先生になりたかった
●大学では、教育学を先行したが、教員になるつもりは全くなかった
●高3年から浪人のころは、心理カウンセラーになりたいと思った
●大4の時、ゼミの教授に相談したらIT業界を進められた

→ 結果的に、「IT業界の、教育関係の仕事」に就いた

・・・・という感じです。

色々な伏線があったというか、色々な糸が編み込まれて現在があるというイメージが自分のキャリアにはあります。

色々な方のキャリアを聴くのが好きです。

「どうして今の職業に就いたのか?」と尋ねると、それぞれにストーリーがあってとても楽しい。
たくさんのカラフルな糸が編み込まれて、今のその人がいる、というのが分かるから、わくわくします。

まさに「人に歴史あり」なんですよね。

というわけで、@IT自分戦略研究所で月に1回更新しているコラム「言葉のチカラ」。

26回目の今日は、

あなたの「原点」は何ですか?

です。

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「キャリアは轍」とおっしゃっているのは、金井壽宏先生ですが、オリジナルなのかな。
それとも、どなたかの言葉を引用されているのかな。

キャリアといえば、以下の本は、おすすめです。

   

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