何度も言いますけれど、サンタクロースは本当にいるんです。
女性活躍推進法も成立しましたし、「ダイバーシティ&インクルージョン」という考え方もかなり浸透しましたし、ここはひとつサンタクロースが女性でもいいじゃないか、という考え方もあろうかと思います。
そんなことをつづったのが、東野圭吾さんの『おばさんサンタ』という大人向けの童話です。いやぁーサスペンスでもなんでもなくて、本当にほんわかしたいい話です。
さて、男性であろうと、女性であろうと、サンタクロースはいるのか、いないのか問題。
何度でも言いますが、いるんです。
いないと思っている人の家には来ないだけです。
子どもたちが真剣に信じて、祈り、願い、プレゼント欲しいなぁ、と念じて、そして、早くベッドに入って休んでいれば、夜中にこそっとやってくるのです。
「えー、それ、お父さんかお母さんがやっているんでしょう?」とか言い出すと、サンタクロースは現れなくなります。「信じてくれないならいいや」とサンタクロースが思うからです。
自分のことを信じてくれない子どもの家にわざわざ遠くからやってくるほど暇じゃないんです。
一晩で世界中を巡るのはかなり大変な仕事です。だから、「心から真剣に信じ、祈り、願う」そういう子どものところを優先的に訪問したい、そう考えるのが、プロのサンタクロースです。
サンタクロースが持ってきてくれるプレゼントは、高島屋の包装になっているかも知れません。伊勢丹の包み紙かも知れません。Amazonの箱かも知れません。
そりゃ、サンタクロースは現地調達、あるいは、時代の時代ですから、ネットで手配ということもあるわけです。だって、全部持ってくるの、大変じゃないですか。
明日も来ます。必ず来ます。信じて、祈って、願っている子どものところには、必ず来ます。
だから、子ども達よ、とっとと寝なさい。ぐっすり眠ったほうが、朝の喜びも大きいよ。
朝、プレゼントを見つけた時、くれぐれも「これじゃない方がよかった」などと言わないようにね。
よい夢を。
※コラム 「サンタクロース」 は、コチラです。