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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

育て上手なPMがやっていること

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先日2015年9月4日のPMシンポジウム2015で「育て上手なPMがやっている7つのこと」というお話をしました。

ドラッカーは、「人を育てることほど勉強になることはない」と言ってます。

後藤新平は、「人を残すは上」という言葉を残しています。

次世代に繋がる人を育てることは、少し先を行くものの課題なのです。

中高年になってくると自分のことだけ考えていてはダメで、次世代に知識や技術や知恵などを伝承していくという「発達課題」をクリアする必要があります。

どうやって育てればよいのか、ということを7つの切り口でお伝えし、その上で事例で検討する時間を設けました。

登録が140人を超えていて、大きなホールでの実施でしたが、全員が一斉に隣近所の方と対話している様は、舞台上から見ていると圧巻でした。ご協力ありがとうございました。

さて、ABEKKANさんが当日参加して下さっており、その模様を2つのブログにまとめてくださいました。

真面目編 

裏話編


裏話編の方に書いていただいたように、「人数が100人を超えようと参加型で行う」というのは、私のスタイルですが、100人くらいではまだまだです。
これまでに私が担当したセミナーや講演でのMAX人数は400人でしたが、この時の「隣同士で話してみてください」というスタイルを取り入れ、ちゃんと皆さん、やってくださいました。

是非500人以上の会場でやってみたいものと思いますが、さすがにそこまで集客する実力がないので、残念ながら今度も体験することはないでしょう。

大勢の講演になると、つい、一人でずっとしゃべってしまう人が多いのですが、聴いてる側からするとただただじっと聞いているのは、よほど面白い話と引き込まれる話し方をしない限り、苦痛です。お尻も痛くなりますし。 (あまり、無理やりなことをさせられるのはかえって苦痛ではありますけれど)

講師の話を聴いて、自分はどう考えているか、どう感じたかを誰かと語り合えるほうが腹落ちはうんとよいはずです。

だから、聴き手参加型にしたほうが、学習効果が高まるのですよね。 講演することが多い方にはおすすめです。

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当日、皆様におススメした本。

拙著その1 『現場で実践!若手を育てる47のテクニック』


 

「経験から学ぶ」といえば、松尾先生の『「経験学習」入門』
この本はとても読みやすいし、勉強になります!と力説したので、多くの方が読んでくださると嬉しいなぁ。

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