お盆休み直前!:最近気になる「おもたせ」の誤用(ではないか?)
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訪問先に持参した手土産をその場で出してくださる際、相手が「お持たせですが、どうぞ」とおっしゃるのを「おお、なんと上品な言い方だ」と子ども心に思っていた。
「お持たせですが・・・」とは、「客人が持ってきてくださったものをそのままお出ししちゃいますけど」というようなニュアンスで、「お持たせ」は、「相手が持ってきてくれた手土産に敬意を表して」の表現ではないか、と長年思ってきた(いや、今も思っている)。
しかし、どうも、最近、自分が持参するお土産のことを
「お持たせに何を持って行こうかなぁ」
「これをおもたせにしようと思うんだけど」
と言う人が増えた気がする。
ん?違和感。
違うんじゃないか?
間違っていないか?
・・・・
言葉は生き物なので、大勢が間違い始めると、それでもいいってことになっていくので、「お持たせ」=「自分が持って行くお土産」でもよい、ということになりつつあるのかもしれない。
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「文化審議会答申」(平成19年)の「敬語の指針」が面白いのです。
たとえば、「させていただく」問題。
たとえば、「あげる」問題。
このあたりも興味深いテーマです。
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