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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

感情のコントロール・・・アンガーマジメントという言葉もありますが

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「アンガーマネジメント」という言葉もありますね。 アンガールズじゃなくて、アンダー。Anger Management。怒りの対処、ってところでしょうか。そういう本も出ています。

約30年前、オフィスでは先輩同士が口論している場面を時々見かけました。技術論を戦わせているとか、仕事のやり方でやり合っている、とか。
上司は、部下に対して、大勢がいる前で叱ることもたまにありました。他にも、なぜか機嫌悪い上司・先輩とか。

こういうの、良くないよねぇ・・・とおもわれるようになって、この30年で徐々にこういう光景は見られなくなりました。少なくとも私の職場では。

技術について口論! なんてのは、今でもちょっと懐かしい感じがしますが、そうはいっても、感情的になって怒鳴るとか声を荒げるなどというのは、やはり、職場の空気を荒らすので良くないですよね。

あ、そういえば、15年くらい前だったか、ある時、会議で誰かが何か発言したら、その場にいた50代後半の男性が、突然机を両手でバンっ‼と叩いたことがありました。その時、アメリカ帰りの同僚が、「アメリカだったら、これ、アウトだ」とつぶやいたのを思い出します。たしかに、机叩くなんてのも、ダメなんですよね。うん。

別にアメリカのやり方が全部いいとか、アメリカ風にしようとかいうわけではないけれど、人をビビらすってのは、やはりよろしくないと思うのです。

私自身も気をつけなければなりません。自分ではそんなオーラを出しているつもりがなくても、不機嫌なオーラを出してしまっている、という日が1年の中でゼロかといえば、自信ないですし。(自制しているつもりで、漏れ出ていないとは言い切れない。)


というわけで、20代の若者に「ご機嫌を気にするために給料をもらっているわけじゃないんです」と言われた話をモチーフに、コラム書きました。

上司はツラいよ:"感情のコントロール"は、大人のたしなみ

コラムに対するtweetを見てみると、「昔は、上司の感情を耐えてこそ美徳」なんてコメントもあって、なかなか興味深いです。

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以前、平木典子さんの本で「怒りは、自分の能力のなさの表明だ」ってなことを書いてあるのを見て、そのことを「ここ」に書きました。

平木典子さんは、アサーション(Assertion)を日本に導入したAssertionの第一人者です。


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