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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

校長先生の挨拶にも「プレゼンスキル」と「ホスピタリティ」を

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先日、プレゼンテーションやコミュニケーションを勉強している方とお話していたら、こんなことを言われました。

「これって、会社員だけじゃなくて、学校の先生も勉強したらいいのに、と思います」

詳しく聴いてみると、以下のようなことがお子さんが通う学校であったというのです。

●保護者向けの学校説明会みたいなものがあり、冒頭で校長先生の挨拶があった
●非常に長い、長い割にポイントがよくわからない
●こんなに時間かけなくても20分で終わる話ではないかと感じた
●そういえば、始まり方も突然だった

そこでこうしたらいいのに、と思った・・・のが、


たとえば、いきなりスピーチを初めてしまうのではなく、まずは、冒頭で「皆様、本日はお忙しいなか、●●学校にお越しくださいましてありがとうございました。私、校長の●●です。本日は、こんなお話しをしようと思います」などと、「ホスピタリティのある挨拶(ありがとうございます、など)」と「アジェンダ(こんな話をしますよ、など)」を言うだけでも、聴き手もずいぶんと引き込まれるのではないか。

そういう風にアジェンダを絞り込めば、20分くらいで終えられるし、聴き手も集中して熱心に聴いてくれれば、校長先生だってやりがいを感じるのではないか。


・・・ということだそうです。


もちろん、学校の教員も日々自己研さんに励んでいらっしゃると思いますが、その一方で、「昔からこうしているから」と何十年も同じスタイルを崩さないベテラン教員もいるのでしょう。

保護者に「本日はお越しいただきありがとうございました」とお礼を言う、なんて、想像すらしていないとか。
「今日の話は2つです、●●と××です」とアジェンダを言ってから本論に入るということを、学んだことがない、とか。

この方は、「校長先生だけじゃなくて、多くの先生に対して、"ああ、惜しい"と思う」そうなのです。

ビジネスパーソンは、プレゼンテーションやらコミュニケーションやらのスキルを学んで実践しようと努力するけれど、教員はどうなんだろう、と疑問を口になさいました。

このあたりのこと、子どものいない私には実感としてわかりませんが、面白いと思ったのは、自分が勉強し始めると他者のプレゼンが気になるという、アンテナのたち具合です。

こうやって観察して、また自分に置き換えて考えるというのは、よいことですよね。




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