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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

内省は、他者との対話でより深まる、というお話。

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「学び」の世界では、「内省」(ふりかえり、リフレクション、Reflectionなどとも言う)が大流行りです。 流行語大賞にノミネートしてもいいじゃないのぉ、というほどに。

さて、その「内省」は、「自分の内側を省みる」ということではありますが、他者と対話することによってより深くなると言われています。

まあ、考えてみれば、そりゃそうで。

人生の岐路に立った時、もんもんと悩んで考えるのも重要だけれど、誰かと話すと、頭の中が整理され、すっきりするってことは多々あります。岐路じゃなくても、ですが。

自分が考えていることというのは、実はきちんと「言語化」されていないケースがあるので、それを「言葉」に直して、誰かに伝えることで、自分が口にした言葉を再度耳からキャッチし、「あ、私ってこういう風に考えていたんだ」と発見してしまうなんてこともあるわけですね。 さらに、話した相手から「質問」なんか投げかけられると、さらに深く考えるので、より「内省」が深まり、自分の中にある何かが明確になってくるということもあります。

だから、他者と対話することで得られる「深い内省」は、その他者が「気の利いた」アドバイスをしてくれなくても全然オッケーなのですね。

というわけで、そんなコラムを書きました。

コラム: 「内省」と「対話」でより深く学ぶ

『プレイフルラーニング』という本で、上田信行さんが、「内省って一人でするもんだと思われがちだけど、実は他者と話すほうがより深まるんだよね」とおっしゃっています。この本は、とても素敵な本なので、お勧めです。


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【プレイフルラーニング】




【マネージャは、常に内省しながら、自分のあり方、やり方の軌道修正をしているよ、といった本です】

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