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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

「更年期症状と闘い中」と独白したら反響が大きくて驚いた。

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「絶賛更年期中」という独白を先日ここで書いたら、かなり反響があって驚きました。

男性のコメントもあったけれど、やはり、同年代の女性が「そうそう!」「そうなのよー」と反応し、30代くらいの女性は、「今から覚悟しておきますー」とツイートしてくれたり・・。

ま、覚悟しなくていいと思うけど。だいたい、忘れたころにやってくるし。

このネタ、もうちょっと続けますね。

「更年期」というのは、閉経前後10年くらいと言われていて、だいたいの年齢でいうと45歳から55歳くらいがそのピークのようですね。

「更年期」というのは、あくまでも「そういう年代」という意味であって、ここに「症状」とか「障害」とつくと、何か起こっているってことです。間違いないように。

で、45歳以降昨年(50歳)まで、特に何か大きな心身の変化を感じることはなかったので、(目がどんどん見えなくなるとか物覚えが悪くなるとか多少の変化はありますが、何だこりゃー!?と衝撃を受けるほどのことはなかった)

「年齢的には、”更年期”まっただ中だけど、元気一杯!」

と自負していたのでした。

このまま「症状」は出ないで終わるのかなー、特に異変が出ない人もたまにいるらしいし。よかった、よかった・・・。

昨年まではそう思っていました。

そして、年明けて2014年1月。仕事始めからものすごーくひどい風邪を引いて3日間会社を休みました。(風邪ごときで3日も休むなんて29年の社会人生活で初めてのこと)

それから、4月の新入社員研修の準備を始めた3月くらいから、なんだか「どよよ~ん」としてきました。何が「どよよ~ん」なのか、明確に言葉にできないのですが、心と身体が分離しているというか、「私じゃない」と思うというか・・・。でも、四六時中なのではなく、時々、「どよよ~ん」に気づく、という感じ。

先日も書いたように、「日本の景気が今一つよくないから」なのか、「消費税がアップしたから」なのか、なんだかその「おおもと」のところが分からなかったのですよね。

そして、だんだんと「かーっと暑くなる」ということが頻繁に起こるようになり、と同時に猛暑がやってきて、これまた「なんだかわかららない」「日本の夏、熱すぎる!」と思っていただけで。

・・・「どよよ~ん」の中には、「不安」「落ち込み」「うつうつした気分」などがあり、「どうしたのかしら、私?」とまだまだその原因は分からず仕舞い。

・・・で、そういう「ネガティブ」に思えることって、あまり人に言わないものですよね。

Facebookに書こうかなと思ったことも何度かあったものの、SNSで「ネガティブな気分」を表明するのって、暗黙の了解として「NG」じゃないですか。

そういうの、一般に嫌がられますよねー。だから、遠慮して、表明せずにいました。(あはは)

仕事場で表明するのは、もっとはばかられる。

「やる気ないらしいよ」みたいに、曲解されて、周囲に伝わるのも困るし。(これは、先日お話しした少し先輩の女性も同じことをおっしゃっていました。「●●さん、どうも、落ち込んでいるらしいよ。元気ないみたいよ」などと言われて、尾ひれつくのも困る、と)

仕事場もSNSも「ネガティブと思われること」を言うというのは、受け入れられにくい。(と私は思っています)

だから、どこにも、誰にも言わずに、ただひたすらモンモンとしていたのでありました。半年以上ね。

・・・・。

8月だったか、婦人科にかかりました。これは、「かーっと熱くなる」とか「どよよ~んとしている」という理由ではなく、年に1回受けていたがん検診のためです。

が、主治医(あらふぉー女性)が「最近、どうですか?」とたずねてくれたので、この半年の「どよよ~ん」と「暑い」ことなどを堰を切ったようにだーっと話したのです。利害関係がない相手だから話しやすいこともあり。

「うーん、更年期の症状ですねー」

と初めてはっきり言われ、

「やったー」

と思ってしまったのですよ、これが。

「原因がわかってよかった。自分ではそう思っていなかったし、気づかなかったけど、”それ”なのね。ありがとう」と思った。

人間、「原因」が分かると、なぜかさわやかな気分になるもので、この医師との会話をきっかけに、徐々に状態がよくなった(よくなったというよりも、状態を受け入れられたというか?)のです。

今でも「かーっと暑い」も「どよよ~ん」もあるのですが、「理由」がわかったことと慣れてきたこともあって、「折り合い」がついてきた、という感じ。

9月になって、多少涼しくなったのもあり、「かーっと暑い」も楽になり。

・・・・

そうやって、自分の中で整理ついたこの時点で、「大勢の女性がモンモンとしているに違いない」と思い、独白に至った次第。

まずは、同じような状態の女性の「わかるー」があればいいなと思いました。

女性が読むだけでなく、「妻」や「パートナー」が「なんか変」と思った時、気づいてあげるチャンスにもなるかも知れませんし。

「更年期」というのは、「反抗期」と同じように、「通る道」だと思うわけです。「反抗期」が「大変」な子どもも「大したことなかったね」という子どももいるように、「更年期」も人によって起こる出来事は異なる。

なお、私が自分の身に起こっている出来事を「更年期症状」と言っているのは、「障害」というほどではないとまだ思っているからです。

「更年期障害」というと、何やら相当な「障害」がありそうだけれど、「どよよ~ん」も「かーっと暑い」もまあ、「症状」であって、「障害」とは思えない(現時点では)から、あくまでも「症状」と言い張る(笑)。

・・・・・

他の病気が隠れている、ということもあるでしょうから、素人判断はやめて、変だな、と思ったら、医師のところへ。

これはまずすべきことですね。

あとは、前にも書いたけれど、同年代の人と「ぶっちゃけ」トークすること。

「わかるー」「わかるー」

これだけで、十分癒されると思うから。

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それにしても、「今、反抗期なの」「あらー、うちもよ」「大変ねー」という話題は出せるのに、
「今、更年期なの」「あらー、わたしもよ」「大変ねー」という話題は、出しづらい。

男性の前で、「更年期・・で」というと、たいていの人が、困った顔をし、ドン引きします。

「へー、そうなんだー」と言ってもらいたいところですが。


よければ試してみてください(笑)。

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<オマケ>

ずいぶん前にスポーツクラブのエステ室で、マッサージを受けていたら、隣のベッドで同じようにマッサージを受けていたご婦人とエステティシャンの会話が耳に入ってきました。

「私、更年期まっただかなでね、フラッシュバックがひどいの」

「そうなんですねー」

・・・

『フラッシュバックって・・・。ちゃうよー』と思いつつ、ニヤニヤしてしまったことを覚えています。

いやあ、私もその『フラッシュバック』になりましたよ、とそのご婦人に伝えたい!

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