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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

「クッション言葉」を使いこなす

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新入社員研修たけなわの毎日。本日(4/16)は久々にオフィスでのんびりとたまった仕事を片付けております。研修はお休みです。

さて、ビジネスマナーやらビジネスコミュニケーションを学ぶ研修が進行中です。

新入社員にとっては、「クッション言葉」がとても新鮮で興味深いようです。

放っておくと、彼らは何でも「申し訳ありませんが」と”謝って”しまうのですね。

たとえば、

「田中さま、いらっしゃいますか?」
「申し訳ございません、田中は席を外しております」

「山田さま、ご在席でしょうか?」
「申し訳ございません、山田はただいま会議中でございます」

という風に。

あるいは、

「申し訳ありませんが、田中さまに伝言をお願いできますでしょうか?」

という風に。

謝らなくてよいところでは、極力「申し訳ない」を使わないようにしましょうねー、その代りに「クッション言葉」を使うといいですよー、と講師からお伝えします。

「あいにく田中は席を外しております」
「おそれいりますが伝言をお願いできますでしょうか?」

・・・・・

他にも

「お手数をおかけしますが」
「恐縮ですが」
「よろしければ」
「さしつかえなければ」
「残念ながら」

・・・

沢山ありますよー。

「クッション言葉」でググってみたらよいのでは?

そんなアドバイスをしてみます。


「クッション言葉」を使いこなすと、ちょっと「大人の階段を上った」感じ、しませんか?


以前、新入社員の女性がこんな話をしてくださいました。

「ビジネスマナーを学んだ後、自宅で父宛の電話を取り次ぎました。”恐れ入りますが、もう一度お名前を伺ってもよろしいでしょうか?”といった表現を使ったら、あとで両親から”ほぉ、立派になったなぁ”と喜んでもらえました」


ええ話や。


お父さん、お母さんは、新社会人の娘・息子が、ちゃんとやっているかなあ、とひそかに心配しているはず。

自宅の電話をそうやって取り次ぐ様を見せるだけでも、安心すると思います。


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ぐぐってみたら、

「お言葉ですが」

というクッション言葉も出てきましたが、

あまり「クッション」になっていない気がします。

パンチがありすぎる気も・・・w

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