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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

台風の対応。

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勤務先は、昨日10月15日昼間に「本日明日の勤務は、自分の身の安全を最優先に判断してください」的メールが出て、帰りが不安な人は15時くらいからちょっとずつ帰り始めました。(保育園のお迎えなんかもありますし)

今朝も私は1時間遅れで出社、その他、路線が全面的に不通になっている同僚は自宅待機となっているようです。

トレーニングセンターは通常より30分遅い10時開始にて準備しているものの、まだまだ受講者の皆様は集まっていない様子(10時15分現在)。皆様、お気をつけてお越しくださいませ。

さて、昨日、「帰宅してもいいよ」「明日の出社も個々の判断で」というメッセージが会社から出された企業は多かったのではないかと思います。

オフィスから帰る際のエレベータ内で他社の女性二人が話していたことがとても印象的でした。

「特に何もなければ、自分の判断で帰ってもいいよ、って言われても、今は雨さほど強くないし、定時でもないし、なかなか帰りづらいよね」
「そうだよね。”何もなければ帰っていいよ”じゃなくて、基本は”皆帰ってください。どうしてもの仕事がある人は残ってください”と言われるほうが帰りやすいよね」
「そうそう、”帰っていいよ”と言われると周囲を見回しちゃうもんね」

この会話、すごーくよくわかります。

早く帰った・・・結果的には、雨も風も大したこと、なかった。なーんだ、最後まで仕事できたじゃない、と自分も思うかもしれないし、他者に思われるかもしれない。

これは、「早く帰らなかった・・・結果的には、電車も止まり足止めくらって大変な目にあった」というときよりも、心に引っかかる。気に病む。

日本人的です。

周囲の目が気になる。
周囲の評価・評判が気になる。


「そんなこと、自分で判断せーや」という方も大勢いらっしゃるのはわかっています。

自己判断でいいじゃんねー。

それこそ、自己責任だよー、という声もあることでしょう。

でも、「周りがどう思うか」を気にすることこそが、日本人の”こころ”なのではないかと思うのです。

いいとか、悪いとかじゃなくて。


面白いなーと思った会話でした。

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