初詣:神社では「願い事や祈り」の前に「報告やお礼」を
新年すぐにこれを書こうと思っていたのに、ログインできない騒動(自分一人で騒動w)があって1月5日になってしまいました。
もう役立たないかも知れませんが、その場合は、ぜひ2013年(平成25年)の正月、あるいは、別の機会に神社仏閣を参る際、ご活用ください。
以前、日経新聞(だったと思う)のマナー連載にこんなことが書いてありました。
「初詣で、すぐに”これこれをお願いします”と願い事を言ってはいませんか? 神様に次々願い事を伝える前にすることがあります。それは、これまでの報告やお礼です。たとえば、”以前、●●試験に合格させてください、とお祈りしました。無事合格できました。ありがとうございました。”とか、”家族が健康で新年を迎えられました。ありがとうございました”などとちゃんと報告して、お礼を言ってますか?
それができてから、新しい祈りをささげ、お願い事を伝えるのですよ。それが礼儀ってもんです」
ああ、そうだ、そうだ。それは確かにそうだ。
以来、神社仏閣をお参りする際、これは気を付けるようになりました。
お賽銭を入れて、手を合わせると、つい習慣で「●●が××しますように」と心の中でつぶやきそうになります。
しかし、『いかん、いかん、待て、待て。報告とお礼じゃ』と自分にストップをかけて、まずは、
「■■が○○しました。ありがとうございました」と心の中で思うことにしています。
その上で、
「●●が××しますように。よろしくお願いします」と願いごとを。
神様だって、次から次へと「願い事」を言われ、それに対して、心を砕いて下さっているに違いないのに、「その後がどうなったか」という報告を受けることも、「礼」を言われることもなければ、つまらないと思うのです。
「わしは、キミの願い事を聞き、ある程度、実現の手助けをしてやったつもりじゃが、その結果、どうなったかは、聞いとらんのぉ。もちろん、わしは、神様じゃから、天からキミの願い事がどうなったかは、見ておったがのぉ。でも、キミの口から直接、報告を受けたいものじゃのぉ」なんておっしゃっているかも知れません。
「あれ、どうなったの?ホウレンソウ!」と職場で部下や後輩を指導している立場であっても、自分は神様にホウレンソウがない、特に、報告が不足している、というのは、よろしくないことです。
まずは、報告。そして、お礼。その上で、新たな願い事と祈り。
「あの件、あなたが書いてくれたレポートで先方も納得してくれたから(報告)。ありがとね(お礼)」
「じゃ、次にこの仕事に取り組んでもらえるかな?(次の願い事、というか、指示や依頼)」
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職場のコミュニケーションと同じ、といえば、同じこと。