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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

「同じ学年」という呪縛(笑

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夕べは、オルタナブログのミーティングというものに初参加しました。+ 忘年会も。

大勢の、見知らぬ人がいる集まりに参加するのは、超苦手で、「借りてきた猫」状態になるのですが、なんだかどなたもおかしな方ばかりで(褒め言葉です)、おかしいのは、自分だけじゃないと安心したり、和んだり。

そんな中、いくつかの方と年齢の話になりました。(年齢は非公開かも知れないので、Aさん、Bさんとします)

Aさんは、「ボク、松田聖子と同じ学年です」とおっしゃいました。

松田聖子は、私より一学年上だ、という記憶があったので、Aさんには、「じゃ、Aさんは、私の一つ先輩ですね」と言いました。

そこへ、Bさんが現れ、

「ボクは、49歳です」とおっしゃるので、もしや、同い年かな、と思い、「私も間もなく49歳です。Bさんは、昭和37年ですか?」と尋ねると、「ええ、37年です」「あ、Bさんとは同い年かも」と言うやいなや、「1月生まれです」と付け加えられました。

「あ、そうか、私も1月です、が、38年なので、丸1年違いますね。学年も一つ上。ってことは、AさんとBさんが同じ学年で、私が一つ下だ、ということですね」

・・・・。

これ、なんだ? 

いつも思うのですが、

「同い年」というのは、たとえば、昭和38年(1963年)生まれの私にとっては、

× 1963年1月1日~1963年12月31日 生まれの人を指すのではなく、

○ 1962年4月2日~1963年4月1日 生まれの人を指す。

「同い年」=「同じ学年」・・・。

もう学生でも何でもないのに、さらに言えば、相手が日本の学校制に則った学校出身かどうかもわからないのに、それでも、「同じ年」に生まれたことよりも、「同じ学年」のほうが、シンパシーを感じる。

そして、この「同じ学年」という捉え方は、下手すると、外国人にも抱く感慨だったりする。

たとえば、ある海外の俳優のプロフィールを見ていたら、「あ、同じ学年だ」と思って、より親しみを覚える、といったように。


この「同い年」=「同じ学年」という捉え方は、日本人独特でしょうか? あるいは、どの国でもそういう風にカウントするものなのでしょうか? どうなんだろ?

きっと、90歳になっても、「ああ、あんたとは同じ学年じゃねぇ」「ああ、そうか、そうかのぉ」という会話を交わしそう。「あんたは、89歳かね、じゃ、1学年後輩じゃねぇ」なんて言っていそう。(← なぜ、こういう言葉づかいになるかは、不明です。笑)

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