「Gメン」でなければ、何と言うのか?
新入社員が叱られることの代表的なものに
「新人同士が駅からオフィスまでの間、横に広がって歩く」
があります。時に、近隣の住民から会社あてにクレームが入ったり、あるいは、同じ時間帯に通勤してくる諸先輩方から、人事部に「あれ、新人でしょ?指導しといて」などと連絡があったり。
新入社員というのは、とかく集うもので、屯(たむろ)するものです。そういうもんです。
駅で待ち合わせてオフィスまで連れだって歩く。
退社時間にオフィスのエントランスで待ち合わせて、駅までぞろぞろと歩く。
複数人が、1列、あるいは、2列程度で歩くはずもなく、横に広がる。
だから、しょっちゅう注意を受ける。
・・・・そんな話をいろいろな企業で聞きます。当の新入社員からも、「はい、注意されました」と。
この手の話を聴くたびに、
「ああ、”Gメン”歩きをして、叱られるのですねぇ」
と反応し、
「そうそう!」
と賛同されていたのは遠い昔のこと。
最近は徐々に通じなくなってきました。
いや、新入社員世代には、10年以上前からもう通じなくなっていますが、人事部の方や各部門のマネージャたちにも「はて?」という顔をされてしいまう。
横に広がる=Gメン。
「昭和なヒト」には、とても通じる喩えだと思うのだけれど。
でも、GメンってGメン75って言いましたよね。ってことは、もう36年前なのですよね。
いま、40代の人がぎりぎり知っているってことは、人事部の方でもわからない方が出てくるのは当然で。
これに代わる表現を探ってみましたが、似たものとして「Hero」がありました。キムタクが検事役をやったあの番組。
でも、あれだってもう10年前のドラマなのです。
横に広がって歩くことを一言で表現するなら、今はどうするのでしょう?
ここのところ、「Gメン」でなければ、何と言えばいいのか?と悶々としているのでした。
こうなったら、KARAとか少女時代とか? でも、少し「V字」なんですよね、あれ。
ところで、「水戸黄門」が打ち切りというNewsを聞いてから、「じゃあ、この紋所、ってのが効かないのですね」なんて表現も「死語の世界」になるのだなあ、と思ったら、切なくて。
*一部からのリクエストにお応えして、「昭和ネタ」で攻めてみました(笑)