内発的動機づけ。
中高生の頃、家庭科が大嫌いでした。まあ、調理実習は最後に食べられるのでよしとして、裁縫方面、ホント、嫌いでー。
以前、このブログにも書いた気がしますが、「パジャマを作成する」という中2のクラスで、「田中さんが、学年で一番遅い!」と家庭科の先生に嘆かれたことすらあるほどです。
手先が不器用で、それなのに、人生で最初に製作するものが、曲線だらけのパジャマである理由もわからず、本当に困惑しました。
高校に入ったら、校舎が老朽化されている、という「表」の理由と、先生が「それが好きだから」という「裏」の理由により、ほぼ1年中、編み物をさせられ、これまた、マフラーなどの簡単なものではなく、セーターだったりして、もう、何が何やら、いったい、この罰ゲームは、何に対する罰なのか、と嘆いておりました。
しかし、しかし、歳を重ねて、ふと気づくと、案外、手芸好き。もちろん、不器用な手先は変わらないので、単純な作業しかできません。バイアス取って、とか、ボタンホールをかがって、とか、アーガイル模様のセーター縫って、なんてことは、金輪際できないし、したくもない。
だけれど、ちまちまと単純作業で完成に向かっていくものであれば、ちょっと人に習っては、挑戦してます。
そんな中、この2週間ほど、夜な夜なやっていたのが、「リボンレイ」です。そして、最初に習ったのが(というか、一回だけ習ったのが)、リボンレイの携帯ストラップ、だったので、もう「●●の一つ覚え」のように、作りに作って、ほら、8個!
新宿高島屋11Fにあるユザワヤに2回も通って、材料仕入れてしまいました。(浅草橋にも行きましたよ。パーツを買いに。笑)
完成したのは、いいけれど、ふと我に返って「私、iPhoneに鞍替えして、携帯は持たなくなったんだー」と気づきまして。母や妹に尋ねたら、「要らない」と。
あー、こりゃこりゃ。
で、TwitterとFacebookで、冗談まじりに「誰か要りませんか?」と叫んだら、リアル知り合いからどどっと引きがありまして、プレゼントすることを考えています。
<3本の6mm両面サテンリボンで編んでいきます。結び目がほどけないよう、余っているボタンをつけてみました。←ボタンをつけるのは私のオリジナルです。>
平日に大量の人と会うためか、土日は、完全に引きこもりなんですね。金曜夜から月曜朝まで一歩も外に出なくても平気。
何しているかというと、この手の一人遊びを延々としているのであります。
・・・・。もう材料がなくなってしまったので、また、ユザワヤに行かねば!(笑)
それにしても、学校の家庭科って、今はどうなっているのか知りませんが、私の時代は、なぜ、あれほどに強制的というか、つまらないものを延々と作らされたのだろうか?
もっと、自分が即使えるものだったら、燃えた(萌えた)のかも知れません・・・笑。人間、外発的動機づけより、内発的動機づけの方が、やはり、つよーく「動機づけ」られるものだなあ、と実感しています。「したいからする!」・・・ これほど強い「モチベーション」はないですから。
その内、お店開こうかしらー。Virtualに。