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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

年賀状は、はがきよりメールのほうが反応がいい、というお話

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そろそろ年賀状の季節です。

個人はともかく、企業で出すというケースもありますね。最近は、「もうはがき年賀状は止めました」とか「出すなら電子年賀状にしてます」とか、はたまた、「はがきやメール出すより、訪問しちゃいます」という方(企業)も増えてはいるようですが。

考えてみたら、1/1といった会社が休み期間(そうでない業態もありますが)に届く年賀状。勤務先で見るのは、たいていの場合1/4とか1/5とか。下手すると、ちょっと長めの正月休みにしていたら、松が明けていたりして。

年賀状頂いたから、申し訳ない、返事しようと思っても、ちょっと間が抜けた感じにすらなって、結局、こちらからは出さずじまいということもあると思います。

ところが、これ、電子的だとそうはならないんですね。

たとえば、「明けましておめでとうございます」という電子メールを受け取ったとします。開封したのが1/6であっても、1/10(ちょっと遅いですが、事情によりそうなる人もいるでしょう)であっても、メールであれば、気軽に返信できる、というのです。

「メールもらって、そのまましておくのも無視したみたいだから、返信しておこう」と思う方が多いようです。

はがきだと、めんどくささも手伝って、受け取ったままになっても。

ってことは、ですね。

コミュニケーションという観点からすると、もしかすると、電子的なやり取りのほうが「双方向性」の実現に寄与するのかもしれません。こと年賀状に関して言えば。

これ、面白いなあ、と思って。

だって、本来、手紙を書くことが最も丁寧なやり方のはず(トラぶったときなど、メールで済ますな、電話で済ますな、と言われることがありますからね)。だから、最も丁寧に、丁重に相手に接しようと思ったら、手書きの文字を添えた「はがき年賀状」をお出しすることだと思うのですね。だけれど、相手との双方向のやり取りを望むなら、メールのほうが返信してもらえる可能性が高い、ってなんだかおもしろい。

もちろん、年賀状だけではなく、お礼状や挨拶状などを出しても、返事はメールで来る、または、音信不通というケースが増えています。が、お礼”メール”や挨拶”メール”にはほぼ必ず返信メールがくる。

利便性が最も優先されるのだなぁ。

いいとか、悪いとかの話ではなく、最近は、「そういうことになっている」というお話。

・・・・・・

ところで、毎年、「違うよぉー」とTVなどに向かって突っ込んでしまうのは、

「元旦」。

「旦」は、地平線からお日様が上ってくる様子を表した感じなので、朝を表す。

なので、「元旦の夜は初詣」とか「元旦の夕飯はお節だ」なんて言い方は、ちと変なのですな。

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