FacebookやTwittterで仕事の話・・・はなぜか?を考える
FacebookやTwitterのメッセージ機能で、ちょっとした仕事の相談事をいただくことがあります。
「○○は、田中さんのところでできます?」
「××を検討しているのだけれど、一度会えませんか?」
といったもの。
これらの方たちはクライアントもしくは潜在クライアントで、顔見知りで、メールアドレスも交換している間柄。
会社のメールアドレスでもメール交換をしているのに、そのメールではなく、FacebookやTwitter。
で、こちらも、気楽に、気安く
「はい、やってますよー。一度お邪魔しましょうか?」
「はい! よろしければ、ご説明に上がりますが」
なんて回答する。
一般にPCでのメールの場合、もう少し、いえ、知り合いと言えども、かなり丁寧に書くものです。
(なんとなくそういうメールの流儀というか礼儀というかがありますので)
たとえば、
「○○様、
いつもお世話になっております。・・・の田中です。
お問い合わせいただき、ありがとうございます。
・・
署名」
みたいな感じで。
短くしようと思っても、5-6行にはなります。
でもFacebook・Twitterなどであれば、そういう前後の「決まり文句」を省けてしまうし、省かないと特にTwitterの場合は140文字に収まらない。
なので、ちょっと連絡取りたい、気楽に相談したい、と言う時、普通のメールアドレスよりも、ソーシャルツールのメッセージ機能のほうがハードルがうんと低いのではないかしら?
アポをとるのでも、メールであれば、こんな感じになりますね。
「こちらの勝手を申し上げれば、今月前半で空いているのは以下の通りです。ご都合はいかがでしょうか?
○11月2日(水) 10:00~14:00
○11月4に日(金) 15:00以降
○11月7日(月) 終日
」
これ、メッセージ機能を使うと、
「11/2(10-14時),4(15時~),7(All)からお選びいただけますか?」
なんて、短くなっていく。
メールアドレスを知っている間柄でも、仕事のちょっとした連絡にあれこれ装飾をつけなくてもいいし、つけなくても決して失礼な印象を与えない、というのが、Facebook・Twitterのメッセージなのかも知れません。
これはなんだろう?
手紙を書いて、封筒に入れて渡す(メールアドレスへのメール送信)のと、付箋紙に書いてひょいっと渡す(ソーシャルツールのメッセージ機能)といった違いなのかな?と。
「ビジネスマナー」の講座では、メールの出だし、終わり方など一応「型」を伝えるのですが、ベテランであっても、それを「堅苦しい」と感じているのですよね、実は(笑)。
もちろん、これは相手との関係によります。しっかり「いつもお世話になっております。このたびは、云々」と書かねばならぬ間柄もある。そうでないと、礼を失していると感じさせてしまうケースも。
ただ、FacebookやTwitterでやり取りできる関係というのは、そういうメディアでつながっている時点で、それなりに親しいわけで、だから、選べるなら気楽に使えるメッセージ、となるのでしょう。これ、決して悪くないと思うのです。時間も短くて済みますし。