昨日(11/20)の続き:「親」としての新人教育、というお話。
昨日(11/20)エントリーの続きです。
上智教育学科の同窓会総会で、「企業の若手育成の状況」をお話しし、懇親会で、多くの先輩方と情報交換をいたしました。
ある先輩女性がおっしゃるには、
「さっきの田中さんのお話ね。企業に入社すると、新入社員には、OJTという制度が用意されているとか、そうやって先輩たちが新人をできるだけ早く一人前にするための支援をしている、ということだけれど、”親”にもそういう機会、学ぶ場所があったらなーとしみじみ思ったわ。
特に最初の子供の時。もう何をどうしたらいいか、全然わからなくて。”親”としての新人なのに、どうやって子供を育てていけばよいか、自分のやり方が合っているのか、間違っているのかもわからなくて。」
とのこと。お子様はとーっくに成人している大先輩のお話です。
それを聞いて、
「最近は、お母さんのためのコーチング教室だとか、子育てのサークル活動とかいろいろあるみたいですけどねぇ」
というと、
「私たちの頃もあったのかも知れないけれど、そういう情報をどうやって入手してらいいのかもわからず・・」
「そうですねぇ。で、自分の親に相談すると、一昔前の子育て方法を伝授されたりして、”今はちょっと違うみたいよ”なんてこともありますしね」
「そうなの。そこでまた、姑との確執があったりしてね(笑)」
「・・・ほんと、ほんと!(笑)」
……。
確かに、母親にも”新人”時代があるんですよね。企業なら先輩が育ててくれる場合があるけど(すべての企業、職場にそういう仕組みや風土があるとは言わないけれど)、母親にも、企業のOJTトレーナーのように毎日1年間指導し続けてくれる存在があれば、あるいは、困ったときにすぐ手を差し伸べてくれる相談相手がいるなら、少しは気持ちが楽になるのだろうなあ。安心して子供を育てられるのかもしれないですね。
ところで、この同窓会後の懇親会では、毎年、女性たちの手作りお菓子と手作りアンパンが供されるのだそうです(なんせ、20年ぶりに参加したので、存じませんで・・)。
もう素敵なお菓子たちだったので、写真を撮ってきました。
手前から、シフォンケーキ、天然酵母のアンパン、パウンドケーキ。
3人の女性の先輩がそれぞれに得意分野で作って、持ってきてくださるのだそう。来年は、私もクッキーを差し入れようかな。(天然酵母のアンパンは、ご自宅でたまに教室を開かれているとのこと。参加したい!とお願いしてきました。)