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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

クールビズの”断り書き”その後。

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クールビズの”断り書き”に思う。」というエントリーがなんだかすごい反響で、自分でもびっくり。

しかも、ただ「そうだ!」「そうだね!」という感想でとどまらず、
●上司に提案し、社内に貼り出す案内を作りました!と写真と共にFacebookにUPして下さった方あり
●周囲数人にメールで知らせましたとTwitterで教えてくださる方あり
●ちょうどその文面を考えていたのでそのまま使いますとおっしゃる方あり
●ご自分のメールの署名に記載したとおっしゃる方あり、
で、その「行動力の速さ」にも驚きました。

そこで再度「クールビズの”断り書き”」を考察してみることにします。

多くの方の反応をまとめると、

●そうだよね、自社のクールビズを宣言するだけでは他者への配慮が足りないよね
●顧客視点、相手への思いやりが大事だよね

といったものが多いようです。(それから、「●●会社は、”来訪の方もクールビズで”と書いてありますよ」というお知らせもいくつかありました。すでに実践されている企業も多々あるようですね。)

「顧客視点」「思いやり」という観点からから、さらに考えを進めると・・・。

「うちはクールビズだかんね(再び、東海林さだお風)」と宣言することは、自社のクールビズしか推進できないけれど、
「みなさん、どうぞクールビズで、あるいは、軽装でお越しください。冗談抜きで、社交辞令でもなんでもなく、本気でほんまにクールビズでお越しください」と広くアピールすることは、周囲のクールビズ推進を後押しすることになります。

クールビズが今一つ定着しないのは、結局、自社内の問題ではなく、「外出の時、どうすんの?」という課題がクリアにならないからです。

そして、それは「自分勝手」には決められない。決めづらい。遠慮、不安・・・。

だから、「ご来社の方、ぜーったいにクールビズでどうぞ」とどの企業も一斉に声をあげれば、躊躇なくクールビズに移行できるのではないかしら。

本気でクールビズ推進、本気で節電、を目指すのであれば、自社より「他者(他社)にクールビズを強く勧める・熱く勧める」ことのほうがより効果が高いように思うのです。

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