「田舎のコミュニティ」も言うほど悪くないよ
こんにちは。しごとのみらいの竹内義晴です
ボクが神奈川から新潟に戻ってきたのは28歳の時でした。田舎なので、地域の公民館活動とか、区の行事とか、消防団活動みたいなものが、まあ、結構いっぱいあるんですよね。
若い頃って、こういうの、正直めんどくさいなーって思っていたし、できれば出たくないなーって思ってました。
出たくない理由っていうのは......なんだろう......ボクは中学を卒業して、横浜にある全寮制の高校に入ったので、いわゆる「地域の大人の人たち」って、戻ってきたときはあまりよく知らなかったんですよね。知ってる人はいるにはいるけど、知らない人もたくさんいたし、どういう風に接したらいいのかもいまいちわかんなかったし、
あと、そもそも、別に「地域のためにみんなで集ってなんかしよう」みたいなのってあんまり好きじゃなかったっていうか、興味もなかったんですよね。
それに、神奈川には13年ぐらい住んでいたので、気持ちは「浜っ子」っていうか(笑)、田舎をちょっとバカにしていたようなところもあったかもしれません。「なんもねーな」みたいな。
でも、新潟に帰ってくると「竹内さんちのよしはるくんが帰ってきたらしいよ」みたいな話が広まり、そこから、まぁ、「今度なんかあったら参加しない?」みたいな声がかかるようになり、だいぶ断ってはいたし、「めんどくさいなあー」と思いつつも、まぁ嫌々ながら、少しずつだけど参加するようになっていった......っていう経緯があります。
そんな、ボクですが、今はどちらかというと、そういうのは嫌いじゃないっていうか、「面倒くさい」とか「大変だな」と思うこともないわけではないけれど、まぁ、「できるだけ協力しよう」みたいになってきました。
「田舎のコミュニティも悪くないな」......っていうか。
改めて、「田舎のコミュニティの良い所って何かな」って考えてみると、まぁ、「人と人とのつながり」であるとか、「協力関係」であるとか、あるいは、普段から顔見知りなので気軽に声を掛け合う感じとか、一緒にお酒を飲んでおしゃべりするとか。
もちろん、そういうのが「めんどくさい」って思う人もたくさんいらっしゃるとは思うし、ボクもそういうのがめんどくさかったのですが、参加するにつれて徐々に楽しいと感じるようになりました。
例えば、この週末は地域のサマーキャンプだったんです。例年は近くのキャンプ場でやるんですけど、今年はあいにくの台風で、山に行くことができず近くの公民館でやりました。集まっているのはいつものメンツということもあって、気兼ねなくおしゃべりしたり、美味しい肉を食べたり、たくさんお酒を飲んだり。
もし、こういう地域のコミュニティみたいなものがなかったとしたら、会社だけの人間関係しかないんだろうなーとかって思うと、なんとなく寂しい感じがするっていうか。
また、会社と違って地域のコミュニティというのは、そんなに利害関係がありません。もちろん、「同じところに住んでいる」という意味合いでの多少の気遣いとか、そういうのはあるかもしれないけど、基本的に、何か、特別な利害関係があるわけではないので、まぁ、楽しくやっています。
ひと昔前は、よくも悪くも、「昔からのしきたり」みたいなものがあった感じがします。少なくても、ボクが新潟に帰ってきた28歳のときはまだあった気がする。でも、最近は、中心的に動く人はボクらと同じ年代の人もたくさんいるし、以前よりも柔軟になってきた感じがする。
そんなわけで、ボクは田舎のコミュニティも悪くないなって思うし、できれば、同じ地域に住む人たちと、たのしくやっていきたいなと思っています。