昔嫌いだった人が好きになるとき
こんにちは。しごとのみらいの竹内義晴です。
独立を目指していたサラリーマン時代、ある経営コンサルタントの方のCDセミナーをよく聴いていました。
最初のころは、その方のことがとても好きだったのですが、物事をはっきり言葉にする物言い(一言でいうと口が悪い)がなんとなく好きじゃなくなって、それから10年弱、その方の音声や、書いた文章を見聞きすることはなくなりました。
話はずれますが、最近なぜか「モノを所有しない欲求(笑)」に駆られています。必要なものだけにして、できるだけシンプルにしたいなと。モノだけではなく、考え方や生き方みたいなものもそうです。で、年末ということもあって、これまで所有していたものをバッサリと処分しています。そんな折、昔聞いていたCDセミナーを見つけました。
「よし、これも処分しよう」と思って、CDをごみ箱に捨てかけたのですが、「あっ、どうせ捨てるならGoogle Play Musicに入れておこう」と思い、データをCDからインポートすることにしました。で、チェックがてら、久しぶりに音声を聴いたのです。
以前、何度も聴いた音声は、とても懐かしく感じました。それと同時に、サラリーマン時代に聴いていたときとは違う感覚を抱いている自分に気づくまでに、それほど多くの時間は必要ありませんでした。それは、「分かる~!」という感じでした。
サラリーマン時代は経営者としての経験がありませんから、頭では理解できても、身体感覚では腑に落ちていなかったのでしょう。一方、今は、「そうそう!」と共感できます。距離がとても近くなったように感じました。また、以前嫌になった「物事をはっきり言葉にする物言い」も、今ならその意味が分かります。
流れてくる音声は、何も変わっていないんですけどね。不思議です。昔嫌いだった人が好きになったのは、いろんな経験を通じて、ボクの「見え方」や「聴こえ方」が変わってきたからなのかもしれません。
Google Play MusicにアップロードしたのでCDは処分しますが、音声は久しぶりに聴いてみようかなと思っています。おもしろい発見がありそうです。