「整理してから相談する」ではなく「相談するから整理できる」
こんにちは、しごとのみらいの竹内義晴です。
以前、英語を教えている先生から聞いた話です。
「日本人が英語が話せないのは、"もっと上手になってから話そうとする"から。それはね、順番が逆なんですよ。英語が下手ならどんどん話したほうがいいんです。話すから上手くなるんです」
この話を聞いて、ボクは「なるほど!」と思いました(とはいえ、ボクは英語が話せませんけどね)。
仕事の悩みや問題を解決するのも同じなんじゃないかな~と、ボクは思っています。つまり、「整理してから相談する」ではなく「相談するから整理できる」んじゃないかな?と。
しごとのみらいでは、仕事の悩み相談を承っています。で、問い合わせいただくときに、「○○で困っているのですが、まだうまく整理できていません、このような状態で対応していただけますか?」という声をいただくことがあります。
このとき、ボクはこう伝えることにしています。「大丈夫ですよ。頭の中にあるモヤモヤした悩みや問題は、話すから整理できるんです。整理するために話すんです。ですから、遠慮なく話してください」と。
「言葉に出す」ということは、「頭の中にある情報を外に出す行為」です。モヤモヤした感覚のままでは言葉に出すことができないので、言葉に出すという行為自体で、頭の中が自然と整理できます。
また、言葉に出すと、自分の考えを再び耳から取り入れることになります。主観的だった情報が、一度外に出すことで客観的な視点に変わります。その結果、頭の中で考えていただけでは気づかなかった本心や、自己矛盾に気づくこともあります。
ですから、頭の中が混沌としているときほど、話すことが大切です。というより、ボク自身、モヤモヤしているときは、話を聞いてもらうことが多いです。
現場で動いているもの同士、気軽に話してもらえたらうれしく思います。