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「しごと」をもっと楽しくしたい!

新刊の執筆が終わりました

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こんにちは、しごとのみらいの竹内義晴です。

7月から書き始めた新刊の執筆が終わりました。先日原稿を編集者に送付。校正などの作業は今後もありますが、まずは大きなものが手離れしてホッとしています。

今回の本は、「好きなことを仕事にしたい。でも、できない」の間で揺れ動いているビジネスパーソンのための本です。ジャンルで言えば軽~い自己啓発書の部類に入るかな?と思いますが、自己啓発書と言っても、いわゆる「ポジティブが大事」とか「夢はきっと叶う」のような抽象的な内容ではなく、「実際に困っていることを解決できる本」にしたいと思いました。そういう意味では、ビジネスパーソンが自分の仕事や好きなこと、強みなどについて改めて考え、仕事を通じた人生を再構築していくためのノウハウを書いた実践型のビジネス書です。

近年になって、「好きなことを仕事にしよう」という声をよく見聞きするようになりました。特に最近はネット環境が整って、フリーランスなど、いろんな働き方の選択肢が増えましたよね。

けれども、実際に「好きなことを仕事にする」を選択しようとすると、多くの人が「会社を辞めなければならない」と考えます。すると、お金のこと、生活のこと、家庭のこと、いろんな課題があって、「好きなことを仕事にしたい、でも、できない」という状況になります。

「とっとと会社をやめて起業しよう」みたいな情報もたくさんありますが、実際にはなかなかできないですよね(というか、単に言うだけなら無責任だと、ボクは思う)。なんの計画もなく「一か八か」で会社を辞めるのはリスキーです。ボクもいろんな経験をしてきましたが、いざ起業して結果が出ないときの「お金が減っていく怖さ」といったらありません。あの状況を精神論で乗り越えるのは結構キツイ。

そこで、いきなり会社を辞めてしまうのではなく、まずは「今の仕事を楽しくする」を1つのテーマにしています。「好きなことを仕事にしたい」と思っていると言うことは、今の仕事に何かしらの課題がある。だから、まずはそれを解決しようと。そして、今の仕事を続けながら、「一か八か」で会社を辞めるのではなく、一を二に、二を三に変えて行きながら、結果的に起業したければすればいいし、今の仕事が「楽しい、好き」と感じられるようになれば、無理に起業しなくても、そのまま働いていてもいいじゃないかと。

「好きなことを仕事にしたい。でも、できない」で引っ張り合っている2つのベクトルの方向性を合わせながら、「好き」を仕事にしていくための、具体的な方法論を書きました。

ボク自身、今までたくさんの本を読んできましたが、内容的には読んだことがない本です。一人でも多くの人が、「仕事って、楽しくなるんだ」「仕事って、楽しくてもいいんだ」と思ってもらえたらいいなと思っています。

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