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「私、脱いでもすごいんです」と言えるか ― 資格のふんどしを手放すとき

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こんにちは、しごとのみらいの竹内義晴です。

週末は各地大雪で大変だったみたいですね。雪国新潟も降りましたが、いつもより積雪は少なかったみたいです。今日はきもちがいい青空がのぞいています。

今日は資格(に加えて、他の人が開発した「○○流」のようなスキルも含めて)のお話。

実はわたくし、ある資格の更新を去年やめました。安い軽自動車1台分ぐらいのお金を使ったのでちょっともったいないなぁとも思いましたけど、今は自分で開発したモデルもあるし「資格はもういいかな」と思って。

今思えば、資格を取ったのは「そのスキルを身につけたかったから」というのも確かにありますけど、それ以上に、誤解を恐れずに正直にお話すれば「周りの人から信用される道具」「自分を大きく見せる道具」が欲しかったんだと思います。「あこがれのあの人に近づきたい」みたいなのもあったかも。

それはまるで、若いときに「ちょっと大人」に見られたくて、背伸びして「自分を着飾るきれいな洋服」を着ていたような、そんな感じです。

そういう時期って、誰もがあると思っています。まだ経験が浅いときは、特にね。中には資格がなければできない仕事もあるので、維持しなければならない資格もあるでしょう。ボクにもそういう資格、ありますから。

けれども、「○○の資格を持っています」とか、「○○流でやっています」と自分の名前の前に言わなければならないのは、なんとなく他人のふんどしで相撲をとっているような感じをいつの日からか抱くようになりました。資格がなくても(あるに越したことはないから「出さなくても」……かな)評価されている状態が理想かな。

そんなことを考えていたら、昔、「私、脱いでもすごいんです」ってCMがあったのを思い出しました。北浦共笑さん、好きだったな。

 

自分を着飾る洋服を脱ぎ捨てて、「私脱いでもすごいんです」って胸を張って言いたいものです。

以前@ITに寄稿したこちらの記事もご参考に。

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