仕事が楽しいと感じていないとき、楽しいと感じるようにすることはできるのか
こんにちは、しごとのみらいの竹内義晴です。
昨日、その「がんばり」は何かを恐れているのではないですか?というお話をしました。
その中で、
感じていないものを感じるようにするのは苦しいんじゃないかなぁ~
と書きました。
仕事が楽しいと感じていない人は、世の中にたくさんいます。仕事を楽しいと感じていない人が、仕事が楽しいと感じるようにするのが難しいことなのだとしたら……う~ん、救われないね。
じゃあ、会社を辞める?転籍願いを出す?それもなかなか難しいですよね。
仕事が楽しいと感じられないとき、楽しいと感じるようにすることはできるのでしょうか?
結論から言うと……ボクも仕事が楽しいと感じられなかったことがあります。そして、あることをやってきたら、仕事が楽しいと感じるように変わった経験があります(どんな経験をしてきたかを話すと長くなるので、ここを読んでみてください。)。
今から振り返ってみると、ボクが今までやってきたことは
「楽しいと感じられない仕事を楽しいと感じよう」
「おもしろいと感じられない作業をおもしろいと思おう」
「好きと感じられない人を好きになろう」
「信頼できると感じられない人を信頼しよう」
みたいな、「思考を変える」ことではありませんでした。もちろん、プラス思考やポジティブシンキングはとても大切なことだし、それでとらえ方が前向きに変えられればいいけれど、感情のほうが強いと、それはなかなか難しいです。
ボクが仕事が楽しいと感じられるようになったのは、「思考を変えた」ことよりも、「行動を変えた」ことにあるような気がします。
まず、感じていることについては……
「楽しくないものは楽しくない」
「おもしろくないものはおもしろくない」
「好きじゃないものは好きじゃない」
「信頼できないものは信頼できない」
と、今、自分がそう感じているのなら、それはそれで事実なのだから、とりあえず、そう感じている自分を否定しない。そのままの気持ちを受け入れる。
だけど、そのままでは何も変わらないから、そう感じている気持ちはそのままにしておいて、「行動」を変えてみる。
たとえば、楽しいと感じられない仕事を楽しいと感じるようにするのは難しいから、楽しくないという気持ちはそのままにしておいて、今までしていなかったことをしてみる。上司から言われた仕事をそのままやっていて、楽しくないと感じていたら、「こうしたら少し楽になるんじゃないか」みたいなことを考えてやってみる。気持ちがのっていなくてもいい。とりあえずやってみる。行動を変えると、結果が変わってくるから、「ほら、こうやれば楽になるじゃん」みたいな些細な達成感とか、気持ちの変化が起き始める。その結果、思考の変化が起こってくる。時には、上司から褒められてますますうれしくなるかもしれない。
たとえば、苦手な人を好きになるのは難しいから、苦手な気持ちはそのままにしておいて、今までしていなかったことをしてみる。今まであいさつをしていなかったら、とりあえず「おはよう」と言ってみる。気持ちがのっていなくてもいい。とりあえず言ってみる。「おはよう」と返してくれない人はやっぱりいるかもしれないけれど、中には、返してくれる人もいる。すると、「あれ?あいさつ返してくれた。ちょっとうれしい」「意外といい人かも?」と、感じ方やとらえ方がが少し変わってくる。
感情や思考によって行動が生まれる。逆に、行動することによって感情や思考が変化する。
「感情・思考」→「行動」
「行動」→「感情・思考」
このように、感情や思考と行動は密接に絡んでいるので、「思考を変える」のが難しければ、「行動を変える」といいんじゃないかなぁ。つまり、どっちから変えてもいいんだね。
そうやっていろいろと変えてみて、何かしらの変化が起こってきたとき、今まで仕事の中では感じられなかった「あれ?これって少し楽しいかも」ということが感じられるようになってくるんじゃないかと思っています。
では、今日も仕事を楽しんでいきましょう!