晴耕雨読を作って変わったなと思うこと
晴耕雨読を作ってから、面白いこころの動きがある。それを一言で言えば、「妙高に人を呼びよせたくなっている」ということ。
実はこの間、関西のある会社さまから講演の依頼をいただいたんだけど、「現状を説明しに行きたい」と言う。
今までだったら、「え~!?わざわざ関西から妙高に来るの?打ち合わせのためだけに?。いや、それじゃ悪いからこちらから行きましょうか?」みたいな感じだったのである(なんだそれ)。いや、正確に言うといまもそうだ。
だけど、最近はそう言いたくなる気持ちをおさえて、「遠方なので、メールや電話で済めばそれでも結構です。でも、妙高はとても景観が美しいところなので、お時間が許せばぜひおいでください。駅まではお迎えにあがりますので」なんて伝えている自分に驚く。
この週末も、遠方から、「話したいことがある」とご連絡をいただいたのだけれど、今までだったら、「話すだけならスカイプでも」とか、「わざわざ高い電車代使わなくても」とか、「いや、ちょうど途中まで行く用事があるので行きますよ」と答えていたはずなのに(今もそうだけど)、「いや、待てよ。話をすることだけが目的なんじゃない。晴耕雨読の景観や空気も含めて触れに来たいんじゃないか?」って思うと、「遠いとところ大変だと思いますが、ぜひいらしてください。」と言いたくなるのである。不思議と。
別に、今までが変にへりくだっていたとか、そういうんじゃない。だけど、どこかしらに「妙高だよ。山奥だよ。何もないよ」みたいな感覚が無意識にあるからこそ、こちらから出向こうとしていたのだと思う。
いや、実際妙高は山奥で何もない。だけど、美しい景観はあるし空気はうまい。
今まで、仕事の打ち合わせと言うと、「お近くで東京にいらっしゃることはありませんか?」とよく言われた。そして、それに応えていた。だけど、これからは「今度の打ち合わせ、妙高にいらっしゃいませんか?」って言えるようになれればいいなって思う。
今まではこんなことを思ったことなどなかった。これが、晴耕雨読を作ってからの、面白い・・・というか、自分でもちょっとうれしいこころの動きなのである。「地域活性化のために大きなイベントをしよう」みたいなことはボクにはできないし、するつもりもない。だけど、これでいいのかもしれないなぁ。
欲を言えば、近くでうまいものが食えるお店が欲しい。「あそこの○○、すっごく旨いので、ぜひ行きましょう」と自信を持って言いたい。あれ?創るしかないのか?(笑)。今はその時期じゃないが、必要なら自然とそうなるだろう。
さて、週末ですね。今日も楽しい1日をお過ごしください。