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【東京・新潟市・上越市】戦略的思考整理術「TCMイントロ講座」

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モヤッとした頭の中がスッキリ整理でき、考えるのが楽しくなる戦略的思考整理術
「トライアングルコミュニケーションモデル(TCM)イントロ講座」を開催します。

10月までの予定が決まりましたのでご案内しますね。

【新潟会場】 9/6(木) 19時~ クロスパル新潟
【上越会場】9/28(金) 19時~ 上越市民プラザ
【東京会場】10/4(木) 19時~ しごとのみらい東京オフィス(渋谷)

「TCM?なんじゃそりゃ?」という方はこちらをご覧ください。
実践例についてはこちらをご覧ください。
前回、新潟市で開催し、大好評のうちに終わった講座の模様はこちらのブログ記事にアップしています。
講座についての詳細、受講者の声、申し込みはこちらからどうぞ。
 
 
 
今回から「戦略的」という言葉をつけてみました。

なぜ、「戦略的」という言葉をつけたかと言いますと
TCMを使うと、「なぜ、それをするのか?」という”目的”がとっても明確になるからなんです。

「戦略は目的で、戦術は手段」という言葉がありますよね。
で、「手段よりも目的が大事」と言うじゃないですか。

目的が明確になり、物事の”軸”がはっきりするので「戦略的」という言葉をつけました。

実際、目的(なぜそれをするのか)が明確になるとすごく便利なんです。

私は、セミナーのコンテンツを作りこんだり
連載記事の原稿を書く前に構成を考えたりする機会が多いのですが

以前は、いきなりパワポや原稿に向かっていて
頭の中にあることがなかなか形にならず
モヤモヤしている時間が長くて(これがすごく気持ち悪い)仕方ありませんでした。
3000文字ぐらいの原稿を書くのに丸1日かかってしまったり。

それを解決するために、マインドマップを使って、
頭の中にあることを紙の上に書き出し、全体の構成を「見える化」したりもしました。
マインドマップはざっくりとした構成から
枝を伸ばして、細分化していくにはすごく便利でした。

以前はそれで満足していたのですが
「このセミナーで、顧客は何を得るのか?そもそも何のためにあるのか?」
「この記事を読んでいただくことで、読者にどんな風にハッピーになってほしいのか?」
など、「目的」を考えることが少なかったのですよね。
なので、話の内容がぶれてしまったり。

なぜなら、マインドマップは「枝を分ける」ことには優れていても
「枝をまとめる」、つまり、抽象化という概念がないので
「なぜ、それをするのか?」という「目的」を考える機会が少なかったことに気がつきました。

これを、戦略と戦術という言葉で説明すれば
マインドマップは枝を分けることで
戦術をさらに細かい戦術に細分化していくのに優れたツールで
枝をまとめる・・・つまり、戦術から戦略を導く流れがないことに気がついたんです。

TCMは、戦術から戦略、戦略から戦術、どちらでも導き出すことができます。
「なぜ、それをするのか」を明確にし、「どうすればそれができるか」が具体的になります。

TCMを使うようになって、セミナーや原稿の構成を考える際
「何を伝えるのか」という太い芯が真ん中に”ドーン”と通るようになって
あっちにフラフラ、こっちにフラフラと内容がぶれたりすることが少なくなり
戦術も、太い幹から枝、さらに細い枝へと、細分化できるようになりました。

物事を「考える」のは、結構メンドウクサイ作業ですよね。
私も、頭の中だけで考えているとき、そうでした。
けれども、紙に書きだすと見えないことが見えてきたりして
「考える」が、実は楽しい作業だったということに気がつきました。

TCMを知ったからと言って、すべてが解決するわけではありませんし
すでに他の「見える化」する手法をご存じなら無理に参加していただく必要はありません。

けれども、もし、何か「頭の中のモヤッとした感じをスッキリ整理したい」
「アウトプットを効率よく行いたい」と思われましたら、触れてみてくださいね。
 
 
 
わたくしの地元、上越でも開催することにしました(ドキドキ)。
講座についての詳細、受講者の声、申し込みはこちらからどうぞ。
 
 
 
■おまけ


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写真は、以前ITmediaエンタープライズに寄稿した
人生はサーフィンのように:“悩み”が作るクリエイティブな時間 を執筆するときに描いたTCM。

最初、なんとなく書こうと思っていたのは
「情報に左右されずに生きる」ということでした。
TCMを使って、「それによって、何を失っているのか?」「それによって読者は何に困っているのか」
などを考えたら「他人と自分を比較して自信を無くしている」「自分らしさから目が離れている」
「何が正しいか分からなくなっている」「自分で考えることの放棄」
その結果、「『外への依存』が生まれているのではないか?」という大きな問題が見えてきて

そこから、「自分で答えを求めよう」ということを伝えたいと思い
「それによって読者が得られることは何か?」を考えたら
「選択の納得感」「自分への信頼」「迷わない」「見えない未来に、一歩踏み出せる!」

という、記事の目的やテーマがドーンとはっきりしてきたのです。
あとは、具体化するためにどんな内容にするかを考えて、
出てきたキーワードをもとに、記事が出来上がった・・・というわけです。

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