原発ゼロと残業ゼロ―制限は最大の機会
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私がSEだったころ、残業ゼロのお達しが出たことがありました。
上司からのお達しなので、残業せずに帰らないといけません。
案件の優先順位をつけたり
ユーザーからの要望を上手に断ったり
仕方がないからいろいろ工夫を始めます。
それまではユーザーからの要望をそのまま受け入れて
「いつまでも案件が減らない」
「残業ゼロなんて、絶対に不可能」
と言っていたのに本当に不思議。
残業ゼロになったおかげで仕事が効率的にできるようになり
残業が解除されても早く帰れるようになった経験があります。
あの時
「無理だと思っていても、やってみれば意外とできるじゃん」
「その状態を当たり前だと思っていると工夫しないんだな」
「制限は最大の機会なんだな」
ということを知りました。
昨夜で日本にある54基すべての原発が止まったという報道を観ました。
電力的にはかなりの非常事態なはずなのに
今日もこうして電気が使え、支障なく生活が送れています。
各所の努力があってこそのことでしょうし(感謝!)
安定しているとは言えないのでしょうけれど
「54基も必要だったのか?」
「本当に原発でなければならないのか?」
いろんな疑問符が浮かんできます。
日本の原発も、今、大きな岐路に立っていると思います。
残業と原発では規模が違いすぎますが、
それでも「制限は最大の機会」だと、ボクは信じています。
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