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「集める」と「集まる」の違い

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昨日、「仕事のやる気とメンタルケア」の小冊子配布についてご案内をしました。

実は、この小冊子を配布するにあたって、1点悩んだことがありました。
それは、「ダウンロード時にメールアドレスを集めるかどうか」。

一昔前、小冊子を無料配布して、メールアドレスを集めるという手法が流行りました。
集めたメールに対して、メールマガジン等を配信し人や活動を知ってもらうという方法です。
ボクもこの方法を使った経験が何度かあります。

今回も、メールアドレスを集めるようにしようと、最初は思ったんです。
でも、何か胸の辺りにザワザワした感じが……。

「ん?このザワザワ感は一体なんだ?」

自分に問いかけてみました。そしたら、

「もう、メールアドレスを集める時代じゃない」
「読んでくださった方が、自分からメールマガジンに登録しようと思うぐらいでなければダメだ」

という答えが返ってきました。
結果的には、メールアドレスを集めることはやめました。

「集める」というのは、顧客視点ではなく、売り手側の視点です。
仮に、メールアドレスを「集めて」、メールを一方的に送っても
送られる側が望んでいなければ、単なるスパムです。
また、ボクが以前、他の方の小冊子をダウンロードしようと思ったとき
メールアドレスを求められて、いい気分がしなかったことを思い出しました。

そうではなく、こちらが発信する情報が、面白くて、役に立って、
「その意見に共感するよ」
「私も仲間に入れてください」
「メールマガジンもぜひ読みたい!」
というように思っていただけることのほうが大切だな~と。
メールアドレスがどうこうではなく、
読んでくださった方がハッピーになるかどうかのほうが大切だと思ったんです。

つまり、「集める」と、「集まる」の違いですね。

もちろん、小冊子が新しい出会いにつながればいいなとは思います。

でも、メールアドレスを集めるのが目的じゃないし
こちらから一方的にメールを送るのが目的でもない。

小冊子を読むことで、少しでも問題を解決するヒントになること。
そういう、あり方でいたいと思っています。

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