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新潟県妙高市で避難者のメンタルケア・ボランティアを始めます

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心理学NLPのトレーニングの受講者さまで
保健師の仕事をされている方とメールのやりとりをしました。

保健師のみなさんも被災地への派遣が始まっていて
避難所で泊まり込みの支援をされているのだそうです。

私は、保健師の方に次のようなメールを送りました。

  • 私を含めて、しごとのみらいにはカウンセリングができる人が2人いること
  • 現状をかんがみ、行政からボランティアの募集があれば手をあげようと思っていること
  • サポートできる準備はあるので、いつでも連絡してほしいこと

そしたら、次のような返信をいただきました(掲載了承済)。

竹内さんのメールが心強いです。
震災直後は被災者の方々も興奮、団結してできていたことが、今後崩れてきます。
これから心のケアを要する方が増えてきます。

ぜひ、ご協力いただければありがたいです。
効果的な支援のために行政との連携が必要となりますし、
私も繋げたいと思っています。
NLP やカウンセリングに長けた方と繋がれていることは本当にありがたいです。

早々にお会いできたらありがたいです。

また、次のようなことも書かれていました。

心のケアについて、子どもが先になって来ると思います。
不安で焦燥感のある親や大人たちを見て、
子どもも表現したい感情を抑制します。
子どもは大人を良くみています。
安心できない状況で被災体験を語ることは、余計に傷つけてしまいます。
マスコミはそんな子どもたちに、お涙ちょうだいのマイクを向けて本当に腹立たしいです。

避難所では保育士さんや児童心理士さんのような方が活動してくださっています。
大人はもうしばらくしてから顕在化してくると思いますので、
カウンセラーの役割を是非とも発揮していただけたらと思います。

私が住む新潟県妙高市に、「妙高高原メッセ」という施設があります。

新潟県でも、福島県等から避難されている方の受け入れが始まっていて
その施設の1つが、妙高高原メッセなのです。

現在、150名ほどの方が避難しているそうです。

歩いていける距離にあるので
私たちにも何かできることはないかを考えました。

避難されているみなさんにとって
慣れない土地、プライベートが少ない空間、先行きの不透明さ……
今はまだ、緊張感から気丈に振舞えたとしても
今後、さまざまなストレスを抱かれるのではないか……

そこで、気持ちを少しでも癒していただけるように
定期的に話を聞く時間を持つボランティアを始めたらいいのではないかと考え始めました。

ここ数日、新聞ではボランティア登録募集の記事が掲載されています。
その多くは、物資の仕分けや、避難所のメンテナンスなどです。

そこで、ボランティア登録を行っている市民活動センターに
「避難されている方のこころのケアができます」と電話をかけました。

登録はしていただけましたが
行政のみささんも、今は、モノの手配等が大変で
気持ちの面までは手が回らない様子。

この状態で声が掛かるまで待っていても、いつから動けるかわかりません。

かといって、行政のみなさんに新たな負担を掛けるのは本望ではありません。
そこで、副理事長である高田と電話で相談しました。

「避難されている方が『話を聴いて欲しい』というご自身の意思で
 話ができる環境ができれば、誰にも負担がかからないのではないか。」

ということで、会場は自分たちで手配し
「皆さんの話をお伺いします」というチラシを避難所に置き
それを見た方が、気軽に話せるようにしようと思い
まずは、チラシを作りました。

避難所で働いている友人がいたので
「避難者の方のメンタルケアをしたい」とチラシを持っていきました。

避難所の入り口は作業着を着た行政の方がたくさんいて
緊張感と、何とも言えない空気が流れていました。

友人にチラシを見せたら、賛同してくれました。
一応、行政の方に相談したほうがいいだろうと、現場にいた行政の方につないでくれました。

「ここでダメならあきらめよう」と思いましたが、
幸いにも行政の方がOKを出してくださいました。

NPO法人しごとのみらいでは
新潟県妙高市に避難されている方を対象に、避難者のメンタルケア・ボランティアを開始します。

「メンタルケア」と表現すると、なんだか重い感じを抱かれるかもしれません。
会場の「妙高高原ふれあい会館」は、避難されている方がお風呂に入っている施設です。
「体を暖かい温泉で温めたら、こころも暖めて帰ってください」というようなイメージです。

詳しくは、こちらをご覧ください。
現地で配布した資料は、こちらです。

どのようなお力になれるのかわかりません。
ひょっとしたら、何の役にも立たないかもしれません。

いや、何の役にも立たなくていいのがベストなのかもしれません。
それでも、「気軽に話せる場」があると違うと思いますので
微力ながら、お力になれればいいなと思っています。

避難されている方に限らず、サポートしている側のみなさんも
緊張感の中で相当ストレスを抱いているのではないかと思います。

サポートしているみなさんが元気でないと、上手く回らないので
サポートしているみなさんのケアもお手伝いできればいいな~と思っています。

▼ご寄付のお願い

今回、ボランティア活動を行うに当たり、独自で会場の手配をしています。
当然、手弁当で行う覚悟ではありますが
もし、主旨にご賛同いただくことが叶いましたら
お力をお貸しいただけますとうれしく思います。

ご寄付はこちらから受け付けております。
(銀行振込、クレジットカードが利用できます。)

ご協力に感謝します。

 

2011年4月12日 追記:

避難場所が妙高高原メッセより、国立妙高青少年自然の家に変更になっています。

Comment(2)

コメント

竹内さん
初めまして、東京の得能と申します。私は今、NLPやカウンセラーの資格を持った友人を15人ほど集め、被災者の心のケアボランティア活動をスタートさせようとしております。しかし、行政との交渉が思う様に進まず、進め方を模索する日々が続いておりました。そんな中、参加メンバーが竹内さんの活動を紹介してくれ、喜びのあまりコメント投稿させていただいております。とにかく色々とお話したいことが沢山ありまして(笑)、これを機会に親しくさせて頂ければ光栄です。宜しくお願い致します。   得能英通

得能さま
被災者のみなさまのサポートをしたいとお考えなのですね。
行政との調整は大変なことでしょうね。

行政のみなさんも、震災による突然の対応に苦慮されており
まだメンタルケアについて手が回らないというのが実態なのかもしれません。
また、行政には保健師さんなどがいるので
支援をするのなら、まずそちらを生かすような形になるのだと思います。
また、NLPやカウンセラーは公的な資格ではないのも
信用度という意味で、ハードルを高くしているのかもしれません。

私どもは、まずは行政の配下にあるボランティアセンターというところに登録しました。
法人格があるので、多少の信用度はあったかもしれません。
登録自体は受け入れていただけました。
また、ボランティアセンターのご担当者さまとは
以前から付き合いを作っていたので、結果的にスムーズに動いたという経緯もあります。

行政のみなさんに余計なご負担をかけたくなかったので
こちらのスタンスとしては、「協力できる準備がある」以上は行きませんでした。
けれども、それだけでは動きが起きそうになかったので
自分の足で現地に行った経緯があります。

行政との交渉がうまくいかないのなら、社会福祉協議会など、
外部機関からアプローチするのもいいかもしれません。
NPOの中間支援組織など、市民活動のグループは動きが早いと思います。
そちらからアプローチするのもいいかもしれません。

そのほか、得能さまがこのブログをご覧いただいたように
ソーシャルメディアでボランティアをする準備があることを伝えたり
直接現地に行かなくても、Twitterなどでつぶやいている不安の声にこたえるのも
立派なボランティアだと思います。

また、NLPなどは一般的に知られている言葉ではないので、
知らない言葉を聞かされた側は抵抗感を抱いてしまうことも考えられます。
相手にわかる言葉で伝えるということもポイントかと思います。

以上、ご参考になりましたら幸いです。
思いが形になることを影ながら祈っています。

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