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「しごと」をもっと楽しくしたい!

「丸投げ」で抱いた違和感

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先日、ある経営者の方と出会いました。

私が本を書いたり、ウェブで執筆していることを知ると、
「竹内さんに、今度うちのチラシの文章を書いてもらおうかな」
と言います。

私は文章のプロではありませんが、
これまで、さまざまな文章を書いてきて、
「どのように書けば、伝わる文章になるか」
という経験値は、他の方より多いと思います。

だから、「伝わるように書いて欲しい」と言われたら、
書けるのかもしれません。

でも、最初から、「書いて」と丸投げされた場合、
少し違和感を抱きます。

そこで、次のように伝えるようにしています。

「○○さんが作った文章を論理的に見直すことはできます。
 心理学的な見地から、
 「表現を○○にしたほうが伝わるんじゃないか」というアドバイスもできます。
 けれども、文章そのものを作ることはできません。
 商品を伝えたい気持ちとか、商品への感動とか、ワクワクする感じとか、
 そこから生まれてくる「何か」は、
 ○○さんしか生み出すことはできないと思うんですね。

 まず、○○さんが思いを込めて、文章を書いてください。」

すごくコアなところだからこそ、
頭で一生懸命考えることが大切だと思う。

そこを丸投げしちゃ、いけないと思ったんです。

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