はじめての書店ご挨拶
私がSE時代、営業職に対するイメージは、
「営業はいいな~。仕事を取ってくれば、後は技術に丸投げでいいんだからな~」
と思っていました。でも、もしSE時代に、
「じゃあ、お前がこれまで取引もない顧客のところへ行って、営業して来いよ。仕事取ってきてみろよ。」
と言われたら、わたしは返す言葉がなかったことでしょう。なぜなら、営業のみなさんほどの度胸も、トークも、気配りも、心遣いもできないからです。
お客様との関係をゼロから作っていくことの難しさを知ったのは、独立した後でした。今では、「営業のみなさんはすごいな~」と、心から思います。
さて・・・
昨日、営業と言うわけではないのですが(いや、正確に言えば営業も含みますが……)、拙著が店頭に並び始めたこともあり、所用で長野市に行く機会があったので、時間の合間を見て書店さんへのご挨拶をしてきました。
今回お伺いしたのは、MIDORI長野 4階にある「改造社書店」さんと、長野駅前にある「平安堂 長野店」さん。
「本があるかな~、ないかな~。」
ありました!始めての自分の本が本棚に並んでいるのを目にしたとき、それはそれはうれしかったです。
店員さんのお仕事のじゃまにならないようにタイミングを見計らって、声をかけました。
「お忙しいところ申し訳ございません。この本の著者ですが、ビジネス書のご担当の方いらっしゃいますか?」
店員さんは手を止めてくださいました。数分間の会話でしたが、置いてくださったことの感謝や、「どのような思いで書いたのか?」「今、どんな本が売れているのか?」などお話しました。
初めての体験はとてもドキドキしましたが、店員さんも喜んでくださったようです。お礼に簡単なPOPを作って「もしよければ使ってください」と置いてきました。長野市と妙高市は近いこともあり、目立つところにおいて下さるということでした。
今回の体験で学んだのは、「営業とは売り込みじゃないんだな。感謝の言葉を伝えることなんだな。」ということ。売り込むのは苦手ですが、「置いて下さって本当にありがとう」という言葉なら、私にも伝えられそうです。
平安堂 長野店さん、MIDORI長野 改造社書店さん、
お忙しいところお邪魔いたしました。ありがとうございました!
ゼロから手売りしたわけではないので、「そんなの営業じゃない」というお言葉もあるかもしれません。すべてが整った環境の中でお伺いできたのは、ここまでご尽力いただいた関係各位のおかげです。改めて、ありがとうございました!
ということで、はじめての書店ご挨拶でした。