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通訳案内士試験(英語)結果の統計に思う

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 2015年5月6日の読売新聞社会面に、かなりの分量を割いて、平成26年度(2014年)通訳案内士2次試験に関する記事が掲載されました。日本政府観光局(JNTO)の担当者から、試験委員に対して「国策として80%台の合格率を目指す」という指示があったというのが主旨です。

 下表は、JNTOの「受験者及び合格者数、合格基準」から英語の統計値を抜粋してまとめたものです。

年度受験者
(人)
第1次
合格者
(人)
第1次
合格率
(%)
第2次
受験者
(人)
第2次
合格率
(%)
最終
合格者
(人)
最終
合格率
(%)
2005 4279 552 13.3 664 67.8 450 10.5
2006 4684 1078 23.8 1196 65.8 787 16.8
2007 5585 1850 35.6 2204 53.9 1189 21.3
2008 5244 1373 27.9 1655 64.4 1065 20.3
2009 4715 893 19.8 1067 67.1 716 15.2
2010 4136 590 14.7 680 72.8 495 12.0
2011 3197 500 16.1 571 81.8 467 14.6
2012 2991 412 14.1 456 87.3 398 13.3
2013 2885 1198 42.3 1211 73.7 892 30.9
2014 5352 1736 33.8 1860 76.5 1422 26.6

 こうしてみると、第1次試験、第2次試験とも相当に合格率のバラツキがあります。問題の質を一定に保つことは難しいとは思いますが、こうまで変動すると「何か意図があるのでは?」と思われても仕方ないように思います。

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