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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

甲子園大会・・・コロナ感染での辞退について

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甲子園大会、コロナ感染のため2校が大会の途中で辞退した。本当に気の毒で言葉もない。特に、東北学院高校の場合「感染者が特定されないように」というのが、学校側の判断を左右したようだ。

「感染者が特定されないように」というのは、学校がするべき配慮である。他校で感染者が発生し学級閉鎖になったとき、このようなことがあった。TVで「◯◯高校学級閉鎖」と出ると、学校には保護者から嵐のように電話が来る。(プレスリリース後2時間は、学校に待機し電話応対が義務付けれれています)そのほとんどは「誰が感染したのか教えてほしい」というものだ。それに対しては「個人情報なのでお答えできません」と応える。自分の子供が、感染者とどの程度の接触があったのか不安で確かめたくなる気持ちはわからないでもない。いきなり「濃厚接触者」と指定されて不安にもなる。

これが高校の現場で実際に起きていることなのです。個人を特定するような動きがなくなって欲しいと願っています。このようなことがあるから学校は生徒を守るために「辞退」を決断したのでしょう。

このような配慮をしなくてもいい社会になって欲しい。

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