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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

勝てば勝者なのか

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勝てば勝者なのか。オリンピック男子バレーボールで日本はイランと対戦した。フルセットの末、日本は勝ちイランは敗れた。イランの選手たちは試合後に整列し、日本チームを拍手で称えた。もし、逆の結果であったら、同じようなことが日本選手にできたであろうか。そういうメンタリティーを日本選手は持っていただろうか。

その数日後、日本はブラジルと戦い負けた。試合後、ブラジルの選手たちを拍手で称えたのは日本の選手たちだった。イランの選手たちを見て、あるべき姿を学んだのだろう。

スポーツに参加する子供達には、「勝ったり負けたり」という経験をたくさんしてもらいたい。「勝つことも大事、負けることも大事」とわかってもらいたい。それを教えるのが指導者(大人)の役割。マラソンの大迫選手を指導した両角先生は「大迫は誰よりもたくさん負けた選手」と言っていた。大迫選手は強かった。強い選手だった。

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