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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

指導者に必要なもの・・・

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選手一人一人を観察し小さな変化にもきづく・・・指導者には欠かせない能力です

観察する眼・変化を捉える眼、そのような眼を持つには常に問題意識をもって選手をみていなければなりません。いわゆる「観察眼」はどの分野でも大事かと・・・。                                          選手のプレーをどのようにみるか                         
一秒を1/10の分割で観ることができる眼なのか1/30なのか、大変な違いです。    
ハイビジョンの高速度カメラのような眼と、大画面でモニターできるような眼を養わなければなりません。プレー全体を俯瞰しつつ、細かい部分も見逃さないような。                                          
高校生のプレーばかり観ていると、いつのまにか「眼が高校野球レベル」になってしまいます。たまに大学生のプレーを観て「うまいなぁ・・・」と思ってしまうんです。 そして「ハッ」と気づく・・昔は自分もあのレベルでやっていたのに・・・                                            
眼が落ちてしまうのは指導者としては情けない事。
そうならないためにも、私たちはいつも生でハイレベルなものに接していなければなりません。良い映画を見て、良い音楽を聴き、良い絵を観て、良い本を読む。そうして心を豊かにして眼を養う。                             
結局、人を育てるということは、自分を磨く事なのでしょう。一生自分を磨きつづけること・・・それがコーチとか上司とか、人を育成する者の務めです。
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