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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

手元を見るとタイプミスする自分をなんとかしたい

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過去数ヶ月にわたり在宅勤務の際にメインで使っている外付けのKeychronの英語レイアウトキーボード、流石に最早自分の指先の延長みたいな感じになってきました。

元々高校時代からタイプライターを触ってましたが、いわゆるコンピュータの英語のキーボード自体はPC/ATやメインフレームの端末或いはシステムコンソールとして1980年代後半から触っていて、ある意味日本語レイアウトのキーボードよりも打ち慣れているという自覚はありますし、日本語の打ち込みもローマ字かな変換です。かな入力に挑戦してみた時期もありましたが、向いてませんでした。ローマ字かな変換ってやっぱりかな入力に勝てないよね?という話は昔からありますが、かつての親指シフト使いの人には打ち負けたことはありましたが、普通にかな入力してる人に負けたことってあまり記憶にありません。まぁ勝負する話じゃないんですけれど。そして世の中の流れを受けて?親指シフトは事実上消えてしまいましたが。

まぁそれはともかく、日本語レイアウトと場所が違う「@」や「&」、括弧類やEnterキーの大きさの違いも特に問題にならず... というかある意味昔の感覚に戻った感じです。

でも昔に戻るって何を言ってるか?

いや、思い起こすとですね・・・ IBM PC系しか使ったことがない私なんですが、1980年代末以降10年以上ずっと英語レイアウトのバックリングスプリングを使った今の青軸が静音スイッチと思えるほどガチャガチャ本当にうるさいメカニカルなPC/AT、そしてPS/2キーボードを自分の持ち物として持ち歩いていて、PC本体がなんだろうが動いているOSそのものや言語設定が何語であろうがとにかくそれで使う時期が長かったんです。記憶が正しければ2002年くらいまで。まだPCのキーボードとマウスが丸い専用のコネクタを使ってた時期ですね。でも、これ、本当に壊れなかったんです。

因みに今の時代の主流のCherry MXスイッチを使ったキーボードではなくガチにバックリグスプリングを使ったキーボードが米国のUnicompさんで作られていて、一応日本からも買えるんですが、国内には正規の代理店が居なくなって久しく何かあると面倒だなーって思ってたりします。UnicompさんてそもそもIBMのキーボード設計部隊からスピンオフしたところでPS/2キーボードの金型を移譲された先でもあるので、そのラインの製品はシェイプとしてはコピーじゃなくて本物なんですよね。でもって、その中のUnicomp Mini-Mっていう、IBM Model M あるいはSpace Saving Keyboard (略称SSK) と呼ばれるテンキーの無いキーボードの末裔が昔から欲しいなと思いつつ、その音の大きさは本当によく判っていて家族からうるさいと怒られるのは判っているのでずっと逡巡してるんですよね。

でも、どうしようか。
今でもちょっと時々考えたりしています。

変態キーボードへの浮気と、外付けキーボードを使う機会自体の激減という環境変化

その後USB接続が主流になりつつあった2002年頃にエルゴノミックキーボードに感化されてしまい、マイクロソフトさんのエルゴノミックキーボードへ。そしてその時期はたまたま英語レイアウトのエルゴノミックキーボード自体が簡単に入手できない時期でもあったので、レイアウトは変態ですが久しぶりに「変換」「無変換」キーがあるキーボードを使うようになりました。それ以前のガチなメカニカルキーボードに比べると最初は「パコパコ」する感覚になかなか慣れなくて、判ってはいたんですがそれでも自分が買ったキーボードを叩き割りたくなったりもしましたが、半年くらいでようやく慣れたって感じだったと思います。

ただ、その後勤務先の紆余曲折で自前キーボードを職場に持ち込むこと自体がちょっと難しい環境になってしまい、仕事の場で外付けキーボードを使う機会がほぼ消滅しました。それでも一応自宅では時々使っていたのですが、頻度的に言うと圧倒的に減ってしまいました。

そして、今からちょうど1年ほど前の仕事環境の激変に伴い、外付けのキーボードを使うほうが楽な状況が生まれました。更に、支給された業務用PCが英語Windowsの入った英語キーボード付き。実はこれに日本語レイアウトのキーボードを付けてもプロファイルの切り替え自体ができない... というか、手元のPCの英語Windowsが英語のキーボード以外がつながることを想定しておらず、切り替えが出来ないんですね。ってことで最初は悩んだんですが、結局今の時代に売られているUSBとWiFiでつながる英語レイアウトの外付けキーボードを使い始めることに。

カテゴリ的にはガチでメカニカルなキーボードなんですが、比較的音が大きいと言われる茶軸や青軸でも昔のバックリグスプリングの入ったガチメカニカルな子達に比べたら本当に静かです。

指が英語のレイアウトを思い出した

ノートPCはメーカーにより、更には機種によりレイアウトに様々なバリエーションが存在するので、特に記号周りを完全にブラインドタッチでやっつけるのは難しいと思っています。もちろん単一の機種だけを使い続けていれば問題ないんだろうなとは思うのですが、基本WindowsもしくはUbuntu使いのワタシにとって、どうせキーボードとトラックボールは外付けなんだから動くPCは正直何でも良いというレベルの人なので、心のなかには同じ機種とか同じメーカーに拘る理由の欠片もありません。
そして頼みの綱の外付けキーボードのキー配置は87キーボード(テンキーが無いキーボードですね)だと、PS/2の Space Saving Keyboard (ISOだと85キー)がその後の改良で若干増えて以来基本的に変わっていません。

もう指が覚えてます。

少なくとも普段私が触るキーについては完全に指が覚えています。
めちゃめちゃ楽です。

かつて何かメールを打ちながら、話しかけてきた人の方を向いてメールの文面と違う話をし始めて、たまにミスタイプすると画面も見ずにバックスペース押して打ち直して、誤変換は後でまとめて修正するみたいなことをやっていたら「気持ち悪いからどっちかに集中してください」と言われたのは今から10年くらい前なんですけれど、その頃のことを思い出すくらい指が勝手に動きます。特に{}や&や¥など比較的よく使っていた特殊記号以外はローマ字変換で文字だけ打っている分には、もう40年位昔からずっと基本手元は見ないですね。

手元を見るとミスタイプしがち、というパラドックス

ただ、逆に言うと、あまり使わない記号を打つときには流石に手元を見ます。プログラミングがメインの仕事ではないこともあって、たまに何かしらコーディングするときには頭は解ってるんですが手がちょっとまごついたりするのはある意味致し方ない。

でも何故か手元を見て打った後にキーボードから一旦視線を外してもう一度画面に視線を戻すと、その直後は何故かミスタイプすることが多くなります。同じように画面を見ているだけのはずなんですが、なぜなんだろう。自分でもよく分かりません。

あ、正直に言うと実は元々ミスタイプは少なくないです。ただ、バックスペースで消して打ち直すところも含めて頭の中の言葉をひたすら打ち込むというスタイルで打っている時、たとえばこれはブログもそうですし、メールも内容によってはとにかく一旦下書きを打ってから見直すので、そうするととにかく先に進むのも打ち直すのも同じペースでやってたりします。

かなり変だと言われますが、よくわかりません。

更に言うと、それを(今の水準では比較的うるさい)今のメカニカルキーボードでやるので、正直時々うるさいと言われます。ノートPCでも同じくらいのペースで打つことはありますが、キーボードが薄い=ストロークが短いとか細かいところや、更にはオフィスで使うとなるとパタパタ音を立てるのもどうかという部分もあって、打ち込むペースは変わらないにしても比較的静かに打っている、はず、です。きっと。

いや、しかし、どうしようかなUnicompさんのMini M、やっぱり頑張って買おうかな。
今時点で使ってるKeychronのK8 Pro自体には全然不満はないんですけれどね。

でもそんな事考えつつも平行して「普段海外サイトで買い物しないので、カード切るとカード会社から不正使用の疑いでキャンセルされたりして結局届かないとかにならないかな」と行動に移す前に勝手にビビってたりして、全然駄目な人なんですけれど。

---iwa

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