Amazonのカスタマーレビューに対してレビューコメントを付けたくなる瞬間
ネットの通販サイトとして私自身はAmazonを比較的よく利用します。それ以外は買いたい商品の直販サイトとか、あとは主に家電量販店のサイトでしょうか。ただ私の物の買い方というと、これは店舗で買うときも一緒なのですが、とりあえず自分で事前に色々調べておいて、モノを決めたら後は価格勝負ということが多い気はします。ただしパチモノを握らされるのは嫌なので、自分として信用できるところからしか買わないのも実店舗での買い物と同じ気がします。
ただし、調べるときにいわゆる広く一般的に商売しているECサイトのコメントは殆ど信用していません。特に電化製品やPCあるいはスマホに絡むような何かだと、そもそもメーカーサイトに資料を探すとか当該商品カテゴリの専門サイトでの評価やコメントは見ますが、それこそAmazonや楽天といったサイトでのコメントは殆ど気にした記憶がありません。
それでも星のつき方とか悪い方のコメントを「参考」にすることはありますが。
特定の日に集中する五つ星と戦う一つ星
これ、時々話題になる話ですが、何故か特定の日に簡単なコメントのついた最高評価が連続して出ているけれど、その間に五月雨式に「これはひどい」系の最低評価が挟まり、最後は物量にまさる最高評価が平均点を引き上げるケース。商品なのか物流なのかその他の理由なのか、でももうなんだか背景が分かりやすくて、こういうのに出会うと笑いが止まりません。
その他には、たとえばAmazonでいうといわゆるマケプレ物について登録事業者として日本の住所が記載されていても評価を見ると実態は海外の販売者の直販で日本の窓口は単なるトンネルであるケースっぽいのが判ったりする場合もあります。そういう所については売ってる商品や価格を見るとそうでしょとか思うんですが、そういうのも絡んで評価が二分されるというのは、まぁある意味おもしろいです。
多分私、買わないですけれど。
そして時々みかける「商品本来の用途外の目的で買ったけど使えないから低評価」という理不尽
リテラシーというものを何処まで信用するか、性善説をどこまで信用するかというところに関わってきますが、低評価コメントを見ると時々出会うのが「商品の目的外だけれど使えそうなので買ってみたけれど駄目だったので低評価」という方向とか、商品の設計意図や仕様と違う動作を勝手に期待していて「自分が(勝手に)思ってた通りに動かないから低評価」、更には「置き配で濡れたから低評価」という置き配指定をした購入者以外にだれも悪者が居ないケースとかも見かけたことがあります。
世の中理不尽だなと思います。
もちろん販売側や商品それ自体に問題があるケースでれば低評価が付いても仕方ないとは思いますし、それが本来のあるべきカスタマーレビューだと思っています。でも実際には単なる不満のはけ口になっているケースは意外なほどよく目にします。
なんだかなぁって思います。
もちろんカスタマーレビューのところでやり取りが出来るケースみたいなものが実装されているケースもありますが
低評価をする方は少なからず頭に血が登って書き込んでいるわけですから、購入者本人と当該サイトのカストマーサービスを含む販売者とのやり取りに第三者が介入するべきではないと思っています。ただ、あまりにも理不尽なコメントには何か言いたくなることがゼロかと言うとそうではないのも事実。
たとえば以前からよく見るBluetoothのイヤホンやヘッドホンで「混んだ電車のなかでブツブツ切れて使えないから低評価」とキレてるコメント。これを見ると「満員電車のなかでブツブツ切れるのは当たり前で防ぎようがないので、嫌ならスマホをカバンや上着のポケットにいれるのではなくできるだけイヤホン/ヘッドホンの近くに持ってきてください」とか一応無線屋としてコメントしたくなったりしますが、そんなの嫌だとか言われて終わりそうなので静かに眺めてるだけにしています。
あ、Bluetooth関連だと最近見かけたのが「電話がかかってくると音が切れるから低評価」というコメント。いや、通知するしないはスマホ側の設定なのでイヤホン/ヘッドホンは関係ありませんよと声をかけたくなりますが、多分そんなことを書くと怒りが成層圏辺りまで吹き上がりそうで怖くてできません。
あるいは「タブレット本体だけど型落ちだからバカ安だと思って買ったら本体じゃなくてケースだったので低評価」とか理不尽極まりないケースも見たことがあります。
販売者が不憫でなりません。
その他でよく覚えているのが「焦げ付かない軽いフライパンだと書いてあったから買ったけど、キャンプで薪の焚き火台で使ったら熱で曲がったから低評価」というやつ。家庭用のフライパンは薪の劫火には耐えられないんですが、キャンプ専用の調理器具は持ちたくないとか 家庭で使っている或いは家庭で普通に使えるフライパンでキャンプでも料理したいという気持ちはわからなくはありません、ですが、どうしても共用したいならば例えば火に強いガチな中華鍋とかのほうが良いかもしれませんとか言いそうになりますが、薪に負けるフライパンが悪いんだと暴れそうで怖いです。
劫火の中で精一杯頑張ったフライパンのことを思うといたたまれない気持ちになります。
対面ならカスハラ、非対面なら... なんなんでしょうね
もちろんこんなコメントばかりではありませんし、きちんと参考になるコメントも多くあります。それは間違いない。ただ実際にコメントを見ている限り、実店舗でそれを言うとカスハラだよと思う罵詈雑言を尽くしたコメントもあったりします。
因みにここまでの話は主に物販のECサイトに限定した話にしていますが、例えばいわゆるグルメサイトのコメントも殆ど信用していない人だったりはします。普段からあまりグルメサイトを覗かないので個々のサイトごとのコメントの文体の癖みたいなものが気持ち悪かったりするので、正直コメントはあまり見ません。逆に言うと新しい店をそういうサイトで探す冒険をしない人なわけですが、だからこそ何時まで経っても気持ち悪さが抜けません。
更に言うと自分で作ったレシピ公開系サイトのそもそもの調理手順の書き方とかコメントは個人的に気持ち悪いです。特に[ ☆ ]とか[ ~ ]とか[ ♪ ]が並ぶことがよくあって、気持ち悪いんです。あくまで個人的なお気持ちなのは百も千も承知していますが、気持ち悪いんです。
実は自分で日常生活のなかで当たり前に料理する人なのでレシピ関連は昔から色々見るんですが、個人が書くレシピ公開系サイトはどうしても気持ち悪いんです。ただ、私がコメントに「レシピ通りに作って美味しかったのですがレシピの文体が気持ち悪いです」とか書くと単なるクソリプになるので書きませんが。
という話はともかく、なんだか一般社会の縮図みたいなところがあるカストマーコメントあるいはレビューのページですが、良し悪し別にして書いてあることをとりあえずは楽しんでみるのもひとつではないかと思っています。
悪趣味ですかね?