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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

思えば遠くへ来たもんだ

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実はしばらく殆どエントリーを書いていませんでした。一番大きな理由は勤務先の激変と、それに併せた自分の仕事の内容の変化。さすがに半世紀以上も生きていると色んなことがあるのですが、自分の予期せぬ方向に何度か状況と事態が動き、しかもそれらについて文字にするのは語弊がある状況が続いたこともあり、それ以外の事についてもあまり触れることができなかったのが正直なところです。

たとえば「自分でこうしたいならそうすれば良いじゃん」「やればできるんだよ」「なぜもっと自分を成長させる方向に動かないんだ」などと言った論調の主張をよく目にするのですが、その立ち位置から言うと殆ど流れに身を任せてるだけじゃん的な受け取られ方をするかもしれません。確かにそんな状況です。それこそFacebookであれだけ書いててブログのエントリーを何故書かないの?的な話もあるにはあるんですが、どうしても超えられない一線はあるわけで、内心忸怩たる思いをしている部分があるのは事実です。

でも、さすがに思うところが色々と溜まってきたので、間もなく2015年も終わるこの時期になってようやく思うところを文字にしようと思い始めた年の瀬。

 

今の業界に入ったのは10年前なんですが

通信業界の末席で禄を食む私、10年前この業界に入った直後にその会社で「実は日本で最初にスマートフォンを名乗った端末」を出していたんですが、ネット上に発売10周年になったという話を見て改めて「そうか俺もこの通信業界に足を踏み入れてから10年なんだ」と思ったわけです。因みに入社前のその製品の企画段階は当然知らないわけですが、後継機を含めたその後の流れは中の人として見てきていて、それを踏まえるとそこらじゅうに「スマホ」が溢れ、溢れすぎてもう売れないぞみたいなところまで来ている状態を「思えば遠くへ来たもんだ」と思いながら見てたりします。

 

例えば「10年後、20年後に無くなる職業(あるいは仕事)」という話を見て思う事

この手の話題について触れる時、結構「自分のやってる職業や仕事はそんなことは無い」あるいは「自分は今の職業なり仕事なり企業なりに従事し続けることができるだろう」と思ってる人は少ないようで多いような気がします。いや、これはそういう話題について文字にする人の傾向なのかもしれません。でも、例えば私自身を振り返っても、正直新卒から18年勤めた最初の会社で3年と続けて同じ業務に携わったことなどありませんし、かつて関わった仕事のかなりの部分がその会社からなくなってしまっているし、殆ど「職業」と呼べるカテゴリーの次元で業界というか世の中から消滅してしまったものまであります。当たり前と言えば当たり前ですが。

で、それと同様に今の業界に足を踏み入れたときに担当した仕事も、それが10年前の話という話以前に大人の事情で会社自体が消滅し他社との合併を数度経ているので当然その時の仕事の多くは今は存在していません。恐らく日本の歴史上本当に私で最後になったであろう役割というものもあります。別にIT技術で人間以外の何かに置き換わる話でもなんでもなく、ITの技術なんかと全然違う次元で色々変わっちゃうんだよね技術論を軸に未来を語るって何なんだろうねと思うことがあるのは事実。まぁそれが淘汰というものなのかもしれませんが、まぁ「思えば遠くへ来たもん」です。

 

そろそろ書くかと思い始めた「微妙な話」

人間だれしも後進に道を譲る時期は来るわけで、たとえば自営業であっても「経営」という立場であれば自分で物事を決める範囲と裁量が大きくかつ広いのは事実。それに対して「従業員」という立場であれば、自分の意思とは無関係に組織が決めた一定の仕組みやルールの中で後進に道を譲る必要がある段階にどこかで到達します。上司が自分より年下とか入社年度が後とかそういう次元の話じゃなく、仕事内容も役割も、もちろん給与面も含めた話です。

たとえば役職定年と呼ばれる制度の話。
たとえば65歳定年延長というのをどういう形で実現する事があるのかという話。
たとえば個々人の「過去の経験」のうち今でも通用するモノの割合や内容の話。
たとえば「必要とされる人 第二章」的な考え方の話。

思えば遠くへ来たもんですが、それらの多くは他人事ではなく自分の目の前のお話。

 

思えば遠くへ来たもんだ

よくよく考えるとずいぶん前に「そろそろ真面目に書きます」的な事をSNS上含め言いまわっていた時期がありました。その意味では「どうせ書く書く詐欺じゃねぇのか」と言われると非常に申し訳ないのですが、年齢的に団塊の世代と団塊ジュニア世代の間に挟まれた昭和30年代後半生まれとして、社会全体まで含めた制度的な話や自分自身何をどうやって行くかという事を真面目に考え始めると正直色々と不安になって眠れなくなったりする中、・・・いや、それは更年期障害でしょという話もありますが、そういうことまで含めてちょっと真面目に文字にしてゆこうと思っています。いや、そんなことを思うあたり、「思えば遠くへ来たもんだ」とあらためて思います。

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