オルタナティブブログの5周年、そして自分は3年と4ヶ月
不肖岩永、色んな人の助けやら後押しを受けて最初にオルタナにエントリーを上げたのが2007年2月19日のはじめましてというエントリー。日数にして1,211日。エントリー総数は・・・ざっと数えてこのエントリーも含めると567本。平均して2.1日に一本の割合。創設時からのブロガーであれば同じペースでも本数はもっと多いですし、中には何年にも亘って皆勤賞の方も居るわけで、本数自体には驚くべきものは「一般的には」無いんだろうなとは思います。
ただ、自分自身を冷静に振り返ると、まぁなんだかんだと言いながら結構書いてるよな、というのが素直な感想。もちろんエントリーによっては何気に波紋を呼んだものもありますが、一応ここまで何かしら書き続けてきたという事実を踏まえ、少しくらいは自分自身を褒めてあげたい気分です。
オルタナでブログを書く前、書き始めた頃、そして今に到る色んな変化
実は最初の頃はそれほど本数を書く事が出来ませんでした。正直な話、自分でいわゆる「ホームページ」と呼ばれていたものを諸般の事情により幾つか持っていました。そのうちのいくつかはある事情があってその頃の状況をまとめて書いた後で、それをまとめて保管するような場所になっていました・・・ というか、今でもそのうちの幾つかはそのまま置いてあります。
もちろんそれとは別に自分的に「本線」と呼んでいた「ホームページ」もありました。ただ、何となく知人には公開してるけれど、という状態。SNS系についてはこれまた諸般の事情により接するのを避けていた時期。それが私の2006年頃の話です。ちょうど時期的にはブログというシステムが何となく一般的に認知を取れ始めた時期で、んじゃそういうのを自分で始めようかと少し思い始めた頃にオルタナの存在を知りました。で、中を見ると、知人が既に数人そこにいます。あるいは何かのキッカケで知り合った方が実はオルタナのブロガーであったというコトもありました。
「おー、すごいなぁ。実名顔出しだぜ~」
ということで、当初は自分で書き出すなんてのは全く意中になく、エントリーに対するコメンテーター、まぁ平たく言うと単なる読者ですが、その期間が何となく半年くらい。で、そのうちに知人の数人から、全く違う場所違う状況で同じような事を言われ始めたんです。
「お前、コメント長すぎ(笑) だったらそろそろ自分で書けよ」
う~ん、まぁ確かに文章を打ち込むのはキライじゃないです。仕事上も何となくWhitepaperみたいなのを書くことがそれなりにありましたし、カタログやら何やらの説明文を制作会社のライターを差し置いて全部自分で書いちゃうくらいの事はやってました。もちろんプレゼンテーションを長く専門にやってましたから、誰かに何かを伝える事はキライじゃないです。
「でもなぁ、実名顔出しって怖いからなぁ」
と逡巡すること数ヶ月。
某所で「もう自分で書いちゃえば?」と言った人に「手を挙げちゃいました」と報告した2006年の年末
でも逡巡してても何も生まれないしダメだねこりゃと思い、一年発起してブロガーの応募のリンクを叩き、「じゃぁテストエントリーを書いてみてくださいね」と言う話から進み始め、バタバタしながらも最初のエントリーを挙げたのが、冒頭の2007年2月。それから数えて3年と4ヶ月。
最初の頃の自分の文体を読むと何だか恥ずかしいのですが、そのうちこなれてきて何となく今のスタイルに落ち着いたのは何時の事かってのは、あまり覚えていません。ただ、あるタイミングでどなたかに「エントリーの中身はともかく、文体が面白いブログがある」みたいな感じでハテブか何かに引っ張られたときに、思ったんです。
「あ~、なるほど。こういう捉え方をしてもらえるってのは、きっとよいことなんだろうな」
思い上がりもいいところですが、その頃からおそらく「自分が喋るように文章を打つ」っていうスタイルが確立したんだと思っています。逆に言うと、自分の言葉にない「~の今後に期待したい」というような結句が自分としては使えなくなり、「自分はこんな風に思うんだよね」というところで大抵まとめるようなスタイルになった=評論家的な立場での話をココでは出来なくなったというコトなのかも知れません。
まぁ、私にモノゴトの評論を期待する方も居ないとは思いますが(笑
ってな中で迎えたオルタナ5周年
おめでとうございます~と言うのは簡単なのですが、自分自身がそれを支える一人にならなくては・・・なんて気負う話でもないとはいえ、他人行儀も如何なものかと思える記念の節目。
ありがたいことに、ここでブログを書いてますっていうのが名刺替わりに使えたり、そこからTwitterやTumblrに派生して色んな方と知り合い、色んな話がリアルと並行して進んでゆくという面白い状況に自分を置けたりと、自分の毎日の中で非常に大きく役立っているのは事実で、これもそれほど多くないとはいえ私のエントリーを読んでいただける皆さんのお陰だと思っています。本当にありがとうございます。
自分自身で言うと諸般の事情によりエントリーの間隔が開いたり、ひょっとしたら何時の日か卒業するときが来るかもしれません。ただコメントをひたすらつけていた時期も含めて、少なくとも自分の中では歴史のひとつがここにあるんだよね、という感慨を新たにする事は出来ます。
ということで、このオルタナティブブログを、そして岩永を末永く御愛顧いただければと切に願う、私にとってのオルタナ5周年です。